2015年7月27日以前の記事
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“ホースのない”布団乾燥機 累計3.7億円を売り上げたデザインの秘密テストマーケティングから見るプロダクトの近未来(2/3 ページ)

大きくて使うのも面倒だった従来の布団乾燥機。そのデザインを大幅に変更したことで、大きな反響を呼んだ商品がある。ホースのない布団乾燥機は、いかにして誕生したのか?

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手間がかかりすぎていた、従来の布団乾燥機

 寒さをしのぐための防寒具や家電の最新作が、毎年のように発表されています。冬の防寒対策は永遠のテーマともいえるでしょう。

 中でも、睡眠時の冷えに悩む人は多く、布団乾燥機もすでに広く普及しています。しかし、実際に冬場に毎日布団乾燥機を使用している人は、それほど多くないのではないでしょうか。

 従来の布団乾燥機は、「ホースをセットする」「マットを広げる」など、使うまでに手間がかかりました。寒い中でこうした面倒な作業をすることは、ユーザーにとって大きな負担となっていました。


簡単に利用できる

 しかも、従来の布団乾燥機はサイズも大きく、使わない時期には収納スペースの奥に置かれ、取り出すのも一苦労。ようやく出したとしても、大きすぎて置き場所に困るという課題がありました。


置き場所にも困らないデザイン

 FOEHNの開発者は、既存の布団乾燥機が、こうした悩みを解決しきれていないため、潜在的なニーズがまだまだあると考えました。

 まず、彼らは布団乾燥機の「デザイン」の常識を疑いました。「スムーズに毎日使えるようにするにはどうするべきか」「どんな形なら、収納や置き場所に困らないか」を追求。その結果、全く新しいデザインの布団乾燥機を開発したのです。


使うまでの手間を極限まで軽減

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