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ガレージで生まれたハンバーガーが、全国の自販機で売れている(3/3 ページ)

長野県飯田市の小さな自動車修理工場から、ハンバーガー自動販売機が全国に広がりつつある。

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産経新聞
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人の存在が見えてこそ

 コロナ禍が過ぎて自販機販売ブームが下火になった後も、いじりやには自販機を置きたいという問い合わせが相次いでいる。

 稼働している自販機は現在、北は岩手県遠野市から西は福岡市まで全国35カ所38台まで増えた。半数にはレンジが置かれその場で食べることができ、レンジの無い場所は持ち帰り専用となる。販売価格は自販機オーナーの経営判断によるが、おおむね1個350〜400円。

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定番商品のひとつ、ベーコンマヨバーガー。約2センチのパティが特徴だ(石毛紀行撮影)※中身が見やすいように割って撮影しています
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季節限定のナスミートチーズバーガー(石毛紀行撮影)

 これら自販機に納めるハンバーガーは10月、過去最多の1万2千個に達する見通しで、2人の従業員がフル稼働で製造にあたっている。

 小林さんは「自販機だから何もしなくていいというわけではなく、商品の補充やSNS発信、清潔を保つことなど、運営管理している人の存在がお客さまに見えなければ売れません。自販機も結局は“人”なんです」と、自販機ビジネスの面白さを語った。(石毛紀行)

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