ローソン「高級ハイボール」が好調 1缶600円でも売れているワケ:“好きの深さ”が大事(2/5 ページ)
ローソンが販売する「高級ハイボール」が売れている。発売のきっかけや主なラインアップ、同社が考えるヒットの要因を担当者に聞いた。
「ささる」「シェアしたくなる」銘柄を中心に販売
こうして、2024年12月に同社限定で「バスカーハイボール」(8%、6%の2商品)が登場した。容量は350ml缶で、価格は各328円。人気のアイリッシュウイスキー「BUSKER」を使用した高級ハイボール缶となる。
発売3日間の売り上げ本数は、定番の売れ筋商品を上回り、ウイスキーハイボールのジャンルで1位と2位を記録。2025年7月に再登場し、同年10月には500ml缶も発売した。
2025年8月には、スコットランド産ブレンデッドモルトウイスキー「ビッグピート」を使用したハイボール缶「ビッグピート スーパースモーキーハイボール」(350ml、438円)と、英国産オールドトムジン「ジンクスオールドトムジン」を使った「ジンクス ジンソーダ」(350ml、220円)の2品を、いずれもローソン限定で発売した。
「ビッグピートはパッケージにインパクトがあるため、ボトル自体は見たことがある人も多いのではないか。一方、バーなどで見たことはあるが、飲んだことがないハードルの高い銘柄でもある。そこで、ハイボール缶にすることで新たな飲用体験につながると考えた」と倉光さんは話す。
同年9月には、2024年にローソンで先行発売して好評だった「カバランバーカクテル トリプルシェリーカスクシングルモルトハイボール」(320ml、495円)を数量限定で発売。オロロソ、ペドロヒメネス、モスカテルという3種のシェリーカスク熟成ウイスキーのみをブレンドしたシングルモルトウイスキーで、ウイスキー愛好者に人気の商品である。
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