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生成AIの影響で「Webアクセス減った」 どのような対策を取る?(1/2 ページ)

調査から、生成AIの影響でB2B企業において自社サイトへのアクセス量が減っていることが分かった。どのような対策を取ろうとしているのか?

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 SEOを中心とした流入モデルが変わり始めている。SaaS製品を紹介するWebサイト「デジタル化の窓口」を運営するクリエイティブバンク(東京都千代田区)によると、B2B企業における自社サイトへのアクセス量(PV・セッション)が「減った」(「やや減った」「大きく減った」の合算)は41.8%に上り、「増えた」(「やや増えた」「大きく増えた」の合算)は22.0%だった。減少理由の1位は「ChatGPTなど生成AIの利用が広がった」(52.7%)だった。

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「AI時代における企業サイトのアクセス動向と対策」に関する調査(画像はイメージ、提供:写真AC)
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勤務先の企業サイトのアクセスの変化(出所:プレスリリース、以下同)

 アクセス量の変化を企業規模別に調査したところ、「減った」と回答した中では100〜299人企業が57.8%(「大きく減った」「やや減った」の合算)と最も高く、唯一過半数を占めた。一方で、5000人以上の企業は「大きく減った」が15.4%と他規模に比べて突出して高い結果となった。

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Webアクセスの変化(企業規模別)

 業種別で「減った」と回答した割合が最も高かったのは「IT・通信」(52.2%)だった。提供するサービスの多くがデジタル商材であり、生成AIによる要約表示やSNS分散など、情報取得の変化が最も早くアクセス低下として表れやすい領域といえる。

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Webアクセスの変化(業種別)

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