調査リポート
生成AIの影響で「Webアクセス減った」 どのような対策を取る?(1/2 ページ)
調査から、生成AIの影響でB2B企業において自社サイトへのアクセス量が減っていることが分かった。どのような対策を取ろうとしているのか?
SEOを中心とした流入モデルが変わり始めている。SaaS製品を紹介するWebサイト「デジタル化の窓口」を運営するクリエイティブバンク(東京都千代田区)によると、B2B企業における自社サイトへのアクセス量(PV・セッション)が「減った」(「やや減った」「大きく減った」の合算)は41.8%に上り、「増えた」(「やや増えた」「大きく増えた」の合算)は22.0%だった。減少理由の1位は「ChatGPTなど生成AIの利用が広がった」(52.7%)だった。
アクセス量の変化を企業規模別に調査したところ、「減った」と回答した中では100〜299人企業が57.8%(「大きく減った」「やや減った」の合算)と最も高く、唯一過半数を占めた。一方で、5000人以上の企業は「大きく減った」が15.4%と他規模に比べて突出して高い結果となった。
業種別で「減った」と回答した割合が最も高かったのは「IT・通信」(52.2%)だった。提供するサービスの多くがデジタル商材であり、生成AIによる要約表示やSNS分散など、情報取得の変化が最も早くアクセス低下として表れやすい領域といえる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
なか卯の「床に置かれた食器」問題 企業の沈黙が呼ぶ“将来の波紋”
10月下旬、なか卯での「床に置かれた食器」の写真がSNSで拡散された。その後のなか卯の対応が適切だったようには感じない。では、どのような対応が求められるのか?
「落とし物DX」で売上15億円 競合だったJR東日本も導入した「find」はどんなサービスなのか
落とし物は誰にとっても身近なトラブルだが、その回収はアナログで非効率なままだった。そんな市場を15億円規模に成長させた「find」とはどんなサービスなのかというと……。
ユニクロのセルフレジ、なぜあれほど「快適」なのか? 「徹底的な分かりやすさ」はこう作られている
セルフレジやセミセルフレジが「分かりにくい」と話題になる一方、ユニクロのセルフレジはなぜ、あんなにも使いやすいのか? 誰でも迷わず簡単に使える「徹底的な分かりやすさ」はどう作られているのだろうか。
伝わるプレゼン資料かどうかは「作る前」に決まる 意識すべきポイントは?
プレゼン資料で重要なのは綺麗さではなく「伝わる資料になっているか」だ。では、どうすれば伝わる資料になるのか?
セブン、店内“スチーム”調理の「できたてラーメン」 600円前後で発売、勝機は?
セブン‐イレブン・ジャパンは店内で調理する「できたてラーメン」を発表した。600円前後という価格設定についてや、既存商品とのカニバリについてはどのように考えているのか?



