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レストランの「1名予約」が5年で9.2倍 “おひとりさま”アフタヌーンティーが人気のワケOZmallが発表(1/5 ページ)

女性向けWebメディア「OZmall(オズモール)」は、1名でのレストラン予約の利用者数が2019年から2024年にかけて9.2倍に伸長したと発表した。コロナ禍で始めた全員1人参加のイベント「おひとりさま貸切DAY」は今も好調で、特にアフタヌーンティーやランチでの利用が多い。なぜ、“おひとりさま”でのレストラン利用がこれほど拡大しているのか。

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 レストランやホテルなどの予約機能を備える女性向けWebメディア「OZmall(オズモール)」は、1名でのレストラン予約の利用者数が2019年から2024年にかけて9.2倍に伸長したと発表した。2025年も増加傾向で、10月末までの利用者数は昨年同期比で約1.2倍となっている。


オズモールでは、おひとりさまの来店者数が5年で9.2倍に増加している(オズモール提供、以下同)

 同媒体に掲載されている約4000のレストランのうち、 2300以上が1名予約が可能で、近年こうした店舗が増加傾向にあるという。

 1名利用が増えた最大のきっかけは、コロナ禍だった。オズモールでは、日時や店舗を指定して、参加者がそれぞれ1人で参加するイベント「おひとりさま貸切DAY」を2021年7月に開始。


コロナ禍では席間隔を空けて、1人用の空間を作って提供した

アフタヌーンティーや高価なランチを、1人で楽しむ人が年々増加している

 店舗を貸し切ったり、おひとりさま貸切用エリアを設定したりして、1人用の空間を作ることで、安心して外食を楽しんでもらうことを狙った。同時に飲食業界を応援する意図もあったという。同企画が好調に推移したことから、コロナ禍が明けた現在も不定期で継続している。

 1名利用で特に人気が高いのは、「アフタヌーンティー」や「ランチ」だ。オズモール編集部の横内啓子氏は「1人でレストランを訪れることが『特別』ではなく、『自然な選択肢』として受け入れられるようになった」と話す。

 なぜ、“おひとりさま”でのレストラン利用がこれほど拡大しているのか。横内氏に「おひとりさま貸切DAY」の戦略と成果を聞いた。

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