レストランの「1名予約」が5年で9.2倍 “おひとりさま”アフタヌーンティーが人気のワケ:OZmallが発表(2/5 ページ)
女性向けWebメディア「OZmall(オズモール)」は、1名でのレストラン予約の利用者数が2019年から2024年にかけて9.2倍に伸長したと発表した。コロナ禍で始めた全員1人参加のイベント「おひとりさま貸切DAY」は今も好調で、特にアフタヌーンティーやランチでの利用が多い。なぜ、“おひとりさま”でのレストラン利用がこれほど拡大しているのか。
「おひとりさま」が定番企画に
2026年で30周年を迎えるオズモールは、主に「レストラン」「ビューティー」「トラベル」の3領域で、「コンテンツ配信」と「予約」のサービスを展開。20〜30代の女性を中心に幅広い層が利用している。
ここでしか予約できない限定プランを販売しており、中でも「レストラン」領域に強みを持つ。プレミアム予約やポイント付与などの特典がある無料の会員サービスもあり、現在の会員数は450万人を超える。
そんなオズモールでは、外食を控える風潮がまん延するコロナ禍で「おひとりさま貸切DAY」を発案。ザ・ペニンシュラ東京とヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの「アフタヌーンティー」、米沢牛上杉 銀座本店の「焼肉」の3プランを女性のみ、2021年7〜8月内で日時を限定して販売した。価格帯は5200〜6000円の高級プランだ。
「1名での利用が少ないと思われるレストランを選んで、計49人分を販売したところ完売しました。想定以上の人気で、ザ・ペニンシュラ東京には3日間の追加日程を用意いただきました」
この反響から、「おひとりさま貸切DAY」は定番企画になった。2023年9月頃までは、毎月10〜15店舗で日程を決めて実施した。内容はアフタヌーンティーが最も多く、ビュッフェ、焼肉、カウンターでの寿司、天ぷらなど多様なカテゴリーで展開していたという。
「参加者は40〜50代が中心で、自由な時間と経済的余裕があり、アクティブに動ける方が多いですね。毎月異なるお店が登場するので、リピーターの方も一定数いました。男性も利用可能なイベントでは、チラホラと姿が見られました。男性利用者の年代はバラバラで、スーツ姿の方もいれば、カジュアルな装いの方もいました」
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