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定価の倍以上、販売者と連絡が取れない……「チケット転売」で購入者の半数がトラブル購入経験者1200人に調査(2/2 ページ)

3人に1人が転売チケットに接触している――。全国のライブ・フェス・イベントのチケット購入経験者1200人を対象に実施した「チケット不正転売に関する実態調査」で明らかになった。

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チケット転売禁止法も機能せず 顔認証などの不正防止策は?

 2019年施行の「チケット転売禁止法」については、「全く知らない」と回答した人が8.3%、法律を「聞いたことがあるが内容は知らない」が23.9%と、合計32.2%が法規制の存在を知らない状況にある。


チケット高額転売が法律で禁止されていることを知っているかについて

 なぜ転売が問題なのか「あまり理解できていない」人は15.0%、「全く理解していない」が3.3%と、転売の問題意識を持っていない人も少なくない。法律や問題点を理解していても、「転売は違法だが仕方のないこと」「みんなやっていること」という認識が根強く残っている。


なぜ転売が問題なのか理解しているかについて

 転売行為については、「容認できない」が47.4%、「あまり容認できない」が25.8%と、合わせて73.3%が転売を容認できないと回答した。


転売行為を容認できるかについて

 顔認証や公式リセールなどの不正防止策については、64.9%が賛同している。賛成理由としては、「公平にチケットが行き渡るから」(75.1%)、「トラブルなく安全に取り引きができる」(55.8%)、「転売/買い占め防止につながっている」(54.8%)が半数を超える結果となった。


顔認証や公式リセールなどの不正防止策について

 調査は10月、全国のライブ・フェス・イベントのチケット購入経験者1200人を対象にインターネットで実施した。

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