インタビュー
「黒ミャクミャクスニーカー」2時間で完売 ミズノに届いた“もう一足ほしい”の声(2/3 ページ)
大阪・関西万博期間中に、多方面から注目を浴びたミズノの「ミャクミャクスニーカー」。11月に発売された「黒ミャクミャク」の新モデルは、第1弾以上の反響になっている。ヒット製品開発の舞台裏を聞いたところ……。
赤×青モデルが大人気に
ミズノでは、自社の強みを生かしたさまざまな万博グッズを発売し、会期中に注目を集めた。なかでもミャクミャクスニーカーの人気は飛び抜けており、SNSやメディアで大きな話題に。販売するたびに、すぐ品切れになるほどの人気ぶりだった。
同製品は、ミズノ史上最高の高反発ソール素材「ミズノエナジー」を使用して、ミャクミャクを忠実に再現している。もこもことしたソールに目玉を付け、一目でミャクミャクと分かる完成度の高さや奇抜さが、多くのファンを引き付けた。
2025年2月に一般発売すると、4月上旬に売り切れた。その後は5月と6月に1人1足限定で予約販売を実施し、いずれも1週間足らずで完売している。結果として、想定の2倍となる約8000足を販売した。
「万博期間に履いていただけるよう、通常よりかなり急ピッチで生産し、8月末までにお届けできる体制を整えました。実際、万博会場やその周辺で履いている方をたくさんお見かけしましたね。今まで当社に接していなかった方々にも製品を届けられたことは、うれしい成果でした」
購入者の男女比は6対4で男性が多く、30〜50代を中心に幅広く支持された。存在感のあるデザインばかりが注目されがちだが、高反発ソールによる歩きやすさも高い評価を得ている。
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