「在庫ゼロ」の爆売れは偶然か必然か ワークマン「リカバリーウエア」ヒットの正体(2/2 ページ)
初回生産分の211万着がわずか16日間で完売したワークマンのリカバリーウエア「MEDiHEAL」。そのヒットの裏側に迫る。
一過性で終わらせない 「リカバリー初心者」も「リピーター」も支持
このヒットを2026年も拡大すべく、ワークマンは生産体制の見直しに踏み切った。
従来は、発注から生産までに時間を要する東南アジアを主な生産拠点としていたが、短納期で大量生産が可能な中国へと移行。生産体制を再構築した。
この体制変更により12月下旬からメディヒールの在庫を復活。年間で2000万着以上の生産能力を確保し、リカバリーウエアのさらなる大衆化を目指している。
メディヒールの購入層は幅広く、特に30〜50代がボリューム層だという。
「発売前は、当社の既存ユーザーの多くを占める男性の高齢層を想定客層と考えていた。しかし、実際には女性や若年層の購入も多く、男女比は半々程度。低価格帯であることから、子育て世代の購入も多いです」と小雀氏。
こうした実績を踏まえ、2026年1月下旬からは、「#ワークマン女子店」「Workman Colors」に設置するメディヒールの常設売り場にて、各店平均2000着以上の店頭在庫を持つ予定だ。
小雀氏によるとメディヒールは、作業服・作業用具を購入していた既存ユーザーに加えて、リカバリーウエアを試してみたいという“リカバリーウエア初心者層”の購入も多いという。
さらに、「過去にリカバリーウエアを購入したことがあるが洗い替え用もほしい」「以前はプレゼントとしてリカバリーウエアを買ったが、自分用も購入したい」といったニーズもあり、初めて同社店舗を訪れる新規ユーザーも多く見られた。
「リピーターも非常に多いです。12月の在庫復活は、すでにメディヒールを体感したことのあるユーザーに、春夏製品を先行確保してもらうことを目的とした入荷です」(小雀氏)
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