インタビュー
銘柄が選べない「酒ガチャ」が、なぜ若年層を引きつけるのか 飲んだあとの無償交換にも対応(3/4 ページ)
500種類以上のクラフト酒からランダムでお酒が届くサービス「酒ガチャ」。その開封動画や“当たり報告”がSNSでバズっている。中身が分からないにもかかわらず、なぜここまで人気なのか?
酒造の技術力と顧客データで共創する、新しい酒
クランドは毎週3〜4商品、月に最大30商品をリリースし、常時100〜120商品を開発中だ。このスピード感は、酒類業界の中でも珍しい。通常の「酒のお楽しみ袋」と違い、クランドの酒ガチャは都度購入でありながら、商品数や価格帯が明確にプラン化されている。そのため、偶然性はありつつも、購入前に体験のボリュームを想像しやすい。
それを可能にしているのが、日本全国200社以上の酒蔵と連携する「分散型の開発体制」である。特定の酒蔵に依存するのではなく、各地の酒蔵が持つ技術や個性を生かしながら、同時並行で商品開発を進めているのが特徴だ。
大手メーカーが数万リットル単位で製造するのに対し、少量ロットで生産することで、ユニークな商品を短期間で開発・販売できる。
また、クランドは自社ECを通じて直接販売を行っているため、顧客データや市場データをリアルタイムで取得できる。そのデータを酒蔵と共有することで、20〜30代といった新たな顧客層にリーチする商品開発を可能にしている。
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