インタビュー
イトーヨーカ堂、バレンタイン商戦は「チョコミント」で攻勢? 空白市場狙う(1/3 ページ)
贈答需要が消え、「自分チョコ」が主流となったバレンタイン市場。イトーヨーカ堂は110ブランド1100アイテムの過去最大規模で挑む。
イトーヨーカ堂はバレンタイン商戦に向け、全国のイトーヨーカドーおよびヨークフーズなど計180店舗で、1月9日から順次商品を展開している。原材料価格の高騰が続く中、取り扱いアイテム数を前年に比べて約1割拡大。合計約110ブランド、約1100アイテムという過去最大の品ぞろえで、前年比110%の売り上げを目指す。
イトーヨーカ堂は近年のバレンタイン市場について「人へのプレゼント需要はほぼ皆無」だとした上で「自分へのご褒美として楽しむ需要が主流になっている」と分析する。こうした需要を中心に購買意欲が高い消費者が多いことに加え、チョコレート価格の値上げも続いていることから、バレンタイン市場は今後も成長すると見込んでいる。
同社のバレンタインシーズンにおける業績は、店舗数が減少する中でも堅調に伸びている。2025年の売上金額は2020年比で140%となった。
「180店舗180通り」の個店主義貫く
品ぞろえについては、全国180店舗それぞれが、立地条件や客層、現場の販売意欲を踏まえ、最適なラインアップを選定しているという。
商品選定プロセスにも“マーケットイン”の姿勢がうかがえる。2025年7月11日に都内で開催した商品選定会では、近隣住民や大学生など一般消費者の意見を直接集め、そのフィードバックをMD(商品計画)に反映させた。
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