インタビュー
「布団のまま歩いているみたい」 相手にされなかった“着る暖房”は、なぜ売れたのか(1/5 ページ)
電気代高騰が続く中、発熱装置を使わず体温で暖まる“着る暖房”が支持を集めている。キャンプでの原体験から生まれ、顧客の声を反映し進化を重ねてきた「モモンガ」は、なぜ多くの人に選ばれたのか。
電気代が高騰する中、「暖房いらず」として話題のウェアがある。ファーブル社(東京都墨田区)が開発し、”着る暖房”と呼ばれる「モモンガ」だ。応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」をメインに販売(一般価格2万3000円、早割1万7940円〜)し、最新作「モモンガ5」の購入額は2467万円、アンコール販売(プロジェクト終了後から一般販売までの間に再実施すること)も2483万円を記録した。
モモンガは、体温で暖めた空気を閉じ込める5層構造を採用。サーモライト中綿や保温裏地を組み合わせ、発熱装置を使わずに暖かさをキープする。
着用した人からは「まるで布団に入ったまま歩いているような感覚」といった声のほか、厚みのある素材だが意外に軽く、動きやすいという意見も寄せられている。
防寒着は厚着になりがちで、家でくつろぐには不向きであり、既存の暖房器具は電気代がかかる。加えて、冬場の災害時に起こり得る停電への不安も高まっている。坂井氏は「高騰する暖房費の節約や、災害時の備えのことを考えて購入する人も多い」と分析する。
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