ココイチも参入した「夜パフェ専門店」 壱番屋はなぜ“甘い夜”に乗り出したのか(3/5 ページ)
「カレーハウス CoCo 壱番屋」などを展開する壱番屋が、M&Aを通じてスイーツ事業に参入した。買収したのは、全国9店舗の「夜パフェ専門店」を運営するGAKU(ガク)だ。その狙いを取材したところ……。
単価2000円超えの高級パフェ
ガクが運営する夜パフェ専門店は「パフェテリア ベル」「ななかま堂」などいくつかのブランドがあるが、提供するパフェは、いずれも単価2000〜3000円前後の高価格帯だ。
筆者は、以前にパフェテリア ベルの夜パフェを食べたことがあるが、アートのような見た目やとにかくサッパリとした後味が印象的だった。パフェのアイスやパーツは全て手作りにこだわり、オーダーが入ってからベストの状態で組み立てているという。
橋本氏自身が、「お酒を飲んだ後、ホイップした生クリームやコーンフレークたっぷりのパフェは食べたくない」として、サッパリとしたジェラートや生のフルーツなどを使って、甘さ控えめの重たくないパフェに仕上げている。最もおいしい旬の食材を使っており、季節ごとに6種類前後を提供している。
近年はIPとのコラボも実施しており、2025年9月には劇場版『チェンソーマン レゼ篇』と、2026年1月には北海道を応援する「初音ミク」の派生キャラクター「雪ミク」とのコラボパフェを発売している。
営業時間は、週末や祝日を除いて午後5時、または午後6時開店で最大深夜1時までとなる。最も混み合うのは午後8時頃からで、口コミを見ると都内の店舗では、午後10時を過ぎても待機列が発生するそうだ。客層は若年女性やカップルが多く、「飲んだ後のシメに訪れた」という口コミがチラホラ見られた。価格に関しては「高い」という声が多いものの、体験には満足している人が多い印象だった。
壱番屋では、数ある夜パフェ専門店の中でも、ガクが提供するパフェの造形美や手作りの味わい、さらに接客面も含めた総合的なサービスに価値や成長性を感じ、自社の企業価値向上につながると判断したそうだ。
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