コラム
なぜロッテリアは消え、ドムドムは残ったのか ハンバーガー市場で分かれた2つの道(2/6 ページ)
飽和するハンバーガー市場で、中小チェーンの戦略が二極化している。ブランドと物語を守り、コアファンの支持で生き残るドムドム。一方、ロッテリアはゼッテリアへ転換し、効率重視の道を選んだ。対照的な2社の選択から、外食業界の現在地を読み解く。
グルメバーガーとチェーン店の勢い
ハンバーガー業界は活況を呈しているが、その一方で淘汰も進んでいる。
数字だけを見れば、市場は好調だ。サカーナ・ジャパンの調査によれば、市場規模は2024年に8403億円、2025年は9062億円の見込みだという。前年比から7.8%も上昇している。
東京商工リサーチは、ハンバーガーが「1000円の壁」を突き抜け、2000円超えになる例も紹介している。確かに「グルメバーガー」ブームは、ここ10年ぐらいですっかり定着し、都心部に限らず全国でこだわりのハンバーガーを食べられるようになった。そうした店舗では、ハンバーガーは往々にして1000円を超え、具材を豪華にしたり、セットにしたりすれば2000円も余裕で超える。
一方、低価格帯のハンバーガー店、つまりチェーン店も好調だ。日本マクドナルドホールディングスの2024年の全店売上高は8291億円で、9年連続で過去最高を記録している。また、営業利益も過去最高を更新。2025年12月期の連結営業利益予想も、495億円から510億円へ引き上げられており、その勢いは止まらない。
モスバーガーも業績は堅調だ。運営会社のモスフードサービスは、2025年3月期は増収増益となり、2026年3月期も増収増益予想である。コロナ禍以前の売上高は600億円台で推移していたが、今期は970億円を見込んでいる。
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