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壮大な"AIチキンレース"か ソフトバンクG株11%急落が示す「技術陳腐化」の足音(1/3 ページ)
1枚2万円したSDカードが、いまや100円でも売れない。この『記憶の暴落』は、AIの未来を予言しているのではないか。
筆者プロフィール:古田拓也 株式会社X Capital 1級FP技能士
FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックスタートアップにて金融商品取引業者の設立や事業会社向けサービス構築を手がけたのち、広告DX会社を創業。サム・アルトマン氏創立のWorld財団における日本コミュニティスペシャリストを経て株式会社X Capitalへ参画。
2000年頃には、64メガバイトのSDカードが2万円で売られていた。いまや、100円でもそんなSDカードを欲しがる人はいない。
これと同じことがAIデータセンターにも起こるのではないかという不安が渦巻いている。
3月9日、ソフトバンクグループの株価が前週末比で一時約11%急落し、3502円と2025年8月以来の安値をつけた。この急落劇を目にしたとき、筆者の脳裏に浮かんだのは、まさにあのSDカードの記憶だった。
2000年代初頭、フラッシュメモリは「夢の記憶媒体」と呼ばれ、その小さなチップに莫大な投資マネーが注ぎ込まれた。東芝、サムスン、マイクロンといった巨人たちが製造ラインの増設にしのぎを削り、半導体工場の建設ラッシュが世界中で起きた。その結果、メモリ価格は暴落し、いまや同等の容量は数円〜数十円で手に入る。
投資を回収しきれなかったプレーヤーは市場から退場し、残った者も幾度となく巨額の減損処理に苦しんだ。
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