インタビュー
なぜ、ニトリが40万円マットレス? AIで変わる“寝心地”の売り方(4/4 ページ)
ニトリは、AIが寝る人の体格や寝姿勢を検知し、硬さを自動調整する「AIマットレス」を発売する。約1万人の体格データを基にしたアルゴリズムを採用。手ごろな価格で知られるニトリが、高価格帯に参入する狙いは何か。
今後の展開
ニトリは今回のAIマットレスとは別に、ミネベアミツミ(長野県御代田町)と共同開発した「センサー付き電動リクライニングベッド」(39万9900円)も販売している。
大阪・関西万博に展示したコンセプトベッドの技術を活用した製品で、ベッドの脚に組み込んだセンサーが就寝中の体の動きをリアルタイムに検知し、角度を快適な状態に自動調整する。専用アプリと連携し、体動情報の確認やIoT機器との連動も可能だ。
AIマットレスはオフラインで単独動作する設計だが、このセンサー付きベッドと組み合わせることで、アプリ経由で睡眠データを確認できるという。
今後のサイズ拡大や、AIによる調整技術の寝具以外への転用について、ニトリは「まずはAIマットレスの販売実績を判断基準とする」としている。販売目標台数は非公開だが、目標達成に向けて、展示店舗の拡大と販売体制の強化を進めていく方針だ。
成長市場への一手として、39万9900円のAIマットレスが消費者にどこまで受け入れられるか。
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