コラム
箱根やニセコの時給が世田谷超え? 観光地で賃金が上がる意外な理由:観光ビジネス(2/3 ページ)
2024年、箱根やニセコの平均時給が世田谷区を上回った。観光地×インバウンドの条件で来客数が増え、人手不足も重なり、地域の賃金水準が上昇する現象が起きている。
では、なぜ観光地×インバウンドの条件が重なると高時給になるのでしょうか? その理由を見ていきましょう。
(1)来客数が増えて売り上げが上がるため
来客数が増えれば、宿も飲食店もお土産屋も単純に売り上げが上がります。売り上げが上がれば支払える人件費も上げることができます。
(2)来客数が増えて人手不足になるため
来客数が増えると、それに対応するために人手が必要になります。しかしながら、そもそも人手不足のために、需要>供給となるために、時給を上げてでも人材獲得をしようという動きが事業者側に働きます。
(3)なぜインバウンドのエリアだけに起こるのか?
(1)も(2)もどこの観光地でも起こりうる話ですが、なぜインバウンドのエリアに集中するのかというと、「日本人の旅行者数は増えていない」が「インバウンド旅行者数だけは増えている」ということに起因します。
つまり、来客数の増加を実現できるのがインバウンドだけだという状況が今の日本にはあるのです。かつ、インバウンドは局所的に来るので、鎌倉、ニセコ、箱根とスポット的な観光地の時給だけが上がるというメカニズムなのです。
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