「マーラータン」カップ麺、1300万個販売のヒット→実店舗化 ブーム後も生き残れるか、勝算は?(2/5 ページ)
若い女性を中心にブームとなっているマーラータン。医食同源ドットコムはカップ麺「中華房 麻辣燙」のヒットを足掛かりに実店舗へ参入する。
カップ麺「中華房 麻辣燙」を開発したワケ
医食同源ドットコムはこれまで、サプリメントなどの販売を主力としてきた企業だ。コロナ禍では、マスクやアルコールスプレーといった衛生雑貨の需要が高まり、関連商品の展開に力を入れてきた。
同社が食品分野への参入を本格的に検討し始めたのは、コロナの影響が落ち着き始めた2023年頃。同年3月に発売したのが、しいたけやマッシュルームを使ったスナック菓子だった。従来の「健康関連商品」にとどまらず、「食を通じて健康にアプローチする」領域へと広げたという。
例えば「しいたけスナック スライスタイプ(うま塩味)」は、1袋(70グラム)でレタス約4個分の食物繊維を含むのが特徴だ。一般的なポテトチップスと比べて、”罪悪感の少ない”商品設計とした。
こうした流れの中で開発したのが「中華房 麻辣燙」だ。開発のきっかけは、中国出身の社員の「中国ではマーラータンは学生が学校帰りに食べるほど身近な存在なのに、日本ではまだ浸透していない。日本の方にももっと食べてほしい」という熱意だったという。
開発では、あえて日本人向けにせず、本場寄りの本格的な味に仕上げた。ノンフライで、グルテンフリーのさつまいもでん粉を使用したさつまいも麺を採用することで、同社らしい“健康志向”をカップ麺にも取り入れた。
開発自体は2022年にスタートし、発売は2024年9月。マーラータンブームを狙っていたわけではないそうだが、結果的にタイミングが重なり、ヒットの追い風となった。ちょうど「七宝麻辣湯」(チーパオマーラータン)や「楊國福麻辣湯」といった専門店の出店が相次ぎ、注目度が高まっていた時期だったのだ。
発売直後は売れ行きが伸び悩んだものの、一部スーパーでヒットしたことをきっかけに取り扱い店舗が拡大。SNSで口コミが広がり、急速に認知が高まっていった。その後、コンビニエンスストアでも販売が始まり、全国へと販路を広げている。
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