コラム
東京チカラめしの会社、今は「水産」で稼ぐ 売上の半分を占めるまでに成長、なぜ?(2/4 ページ)
大量出店と大量閉店で有名となった「東京チカラめし」、コロナ禍で水産業に参入し、現在は売り上げの半分を占めるまで規模を拡大させました。どのような変遷があったのでしょうか?
リーマンショック、東日本大震災を乗り越え生まれた「東京チカラめし」
2007〜2008年、米国のサブプライムローン問題に端を発する金融不安と、2008年9月のリーマンショックにより、個人消費は急激に冷え込みました。三光マーケティングフーズも例外ではなく、来店客数の減少や客単価の低下に直面します。
打開策として、同社は低価格の新ブランド「電撃ホルモン」「金の蔵Jr.」を立ち上げました。消費者が「低価格」に価値を見いだす流れを捉え、「全品300円居酒屋 金の蔵Jr.」を展開。その後も「全品299円居酒屋」「全品270円居酒屋」と次々と新店を開業しました。
収益性は低下したものの、売り上げの大幅な落ち込みは回避し、リーマン不況を乗り越えます。
続く試練が、2011年3月の東日本大震災です。甚大な被害を受け、世の中が沈む中、「東京から日本にチカラを!」との思いを込め、焼き牛丼「東京チカラめし」を開発。2011年6月、池袋西口店に1号店をオープンしました。
居酒屋業態にとどまらず、三光マーケティングフーズの原点である「牛丼」業態に再び挑戦。これまでの経験とノウハウを生かして新たな成長の柱を模索していきます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
倒産寸前なのに年収100万円アップ 売上38億円のV字回復を実現した、山梨のプリント企業の「決断と狙い」
Tシャツなどのオリジナルプリントグッズの製作を展開するフォーカスは2020年のコロナ禍、倒産の危機に陥った。しかし現在はV字回復を果たし、売り上げは約38億円に上る。この5年間、どのような戦いがあったのか?
SNSでオモチャ化する「謝罪会見」 プルデンシャルは何を読み違えたのか
近年、謝罪会見がSNSでオモチャにされている様子をよく目にする。1月23日に実施された、プルデンシャルの謝罪会見も例外ではない。同社は何を読み間違え、SNSでオモチャとして扱われてしまったのか。
なか卯の「床に置かれた食器」問題 企業の沈黙が呼ぶ“将来の波紋”
10月下旬、なか卯での「床に置かれた食器」の写真がSNSで拡散された。その後のなか卯の対応が適切だったようには感じない。では、どのような対応が求められるのか?
「落とし物DX」で売上15億円 競合だったJR東日本も導入した「find」はどんなサービスなのか
落とし物は誰にとっても身近なトラブルだが、その回収はアナログで非効率なままだった。そんな市場を15億円規模に成長させた「find」とはどんなサービスなのかというと……。
ローソンの車中泊は、単なる「場所貸し」ではない 見落とされがちな体験価値とは
ローソンが実施している「車中泊」サービス、これは単なる「空いている場所を貸す」というビジネスにはとどまらない価値がある。利用者はどのような「価値」を見いだしているのか。
