インタビュー
ニトリの「300円カレー」が15万個突破 閉店したレストランの味がレトルトになったワケ(2/4 ページ)
ニトリのレトルトカレーが累計15万個を突破した。家具大手が食品販売を広げる背景には、撤退した外食事業で培った人気メニューの味と、異業種連携を生かした堅実な商品戦略があった。
レストランの味を再現するまで97回の試作
レトルト化で壁となったのは、レストランの味をどう再現するかだった。家具チェーンが食品を自社だけで開発するのはハードルが高い。そこで、ハウス食品と協力して開発を進め、再現性を高めた。カレー業界大手との協業で技術面の課題は改善したが、それでも試作は計97回に及んだ。
こうして完成した「スパイシービーフカレー」は、29種のスパイスを使い、スパイスの風味と酸味が際立つ仕上がりとなった。ただ、開発はこの1商品にとどまらず、「辛いものが苦手な人や子どもでも楽しめるカレーを作りたい」という考えから、ラインアップを広げた。
北海道産の生クリームを使った「クリーミーバターチキンカレー」、国産黒糖のコクでビーフのうま味を引き出す「欧風ビーフカレー」、豚と牛のひき肉、玉ねぎの甘みが溶け込む「濃厚キーマカレー」を加え、全4種を展開。辛さ、コク、まろやかさと味の方向性を分け、価格はいずれも300円に統一している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
富士そば「外国人観光客お断り」は悪なのか 立ち食いそば騒動が問いかけた現実
庶民の味方である立ち食いそばに、外国人観光客が押し寄せる現象が起きている。外国人観光客お断りを示す店舗もあるが、「そば」が本当の意味でも世界に愛される日本食になるためにできることとは。
日高屋なぜ騒動に? 社長発言から見えた「日本人がすぐ辞める」外食の現実
日高屋の青野敬成社長による発言と、その後の公式Xでの謝罪文が話題になっている。なぜ日高屋は詳細な説明をしなかったのか。その理由は……。
「廃虚アウトレット」の乱立、なぜ起こる? 絶好調なモールの裏で、二極化が進むワケ
業績を大きく伸ばすアウトレットがある一方で、ほとんど人も来ず、空きテナントだらけのアウトレットが増えている。その原因は何なのか?


