「バズっただけでは買えない時代が到来」 物価高でコスメ選びはどう変わった?(1/2 ページ)
美容総合ポータルサイト「@cosme」を運営するアイスタイルは、「@cosmeベストコスメアワード2026上半期新作ベストコスメ」を発表。物価高や気候変化を背景に、消費者の化粧品選びに変化が起きていることが見えてきた。
美容総合ポータルサイト「@cosme」(アットコスメ)を運営するアイスタイル(東京都港区)は5月20日、「@cosmeベストコスメアワード2026上半期新作ベストコスメ」を発表した。同アワードは、2025年10月1日〜2026年3月31日に発売された新商品を対象に、@cosmeに投稿された口コミを基に支持を集めた商品をランキング化したものだ。
キーワードは「物価高」と「乾燥」
総合大賞には「d プログラム モイストケア ローション EX」が選ばれた。「d プログラム」は、1997年に資生堂から誕生した敏感肌向けのブランド。1位となった同商品は、2025年10月にリニューアルした高保湿タイプの化粧水だ。
物価高が続く中、リニューアル時に容量を維持したまま、価格を3740円から3300円に値下げしたことが支持につながった。「@cosme STORE」全店での販売個数は、リニューアル後に前年比約3倍となった。
「乾燥」対策への需要の高まりも鮮明となり、総合ランキング上位10商品のうち9商品が、保湿や乾燥ケアを訴求するアイテムだった。
総合4位のAnua「PDRN ヒアルロン酸ハイドレイティングミスト」は、メークの上から使っても崩れにくい保湿ミストとして支持を集めた。8位のジバンシイ「プリズム・リーブル・ケア&カラー・セラム・プライマー」も、ヒアルロン酸を配合した保湿系の化粧下地だ。
アイスタイルによると、近年は「肌を守る」ニーズが高まっているという。今シーズンは少雨傾向で空気が乾燥しやすく、花粉の飛散も早期化した。さらに暑さの長期化による紫外線ダメージも重なり、肌への負担が例年以上に大きかったそうだ。
こうした変化は口コミにも表れている。「乾燥」「インナードライ」といったワードの出現率は過去5年で最高水準となった。@cosmeユーザーを対象に実施した調査でも、33.7%が「今年の冬は特に乾燥による悩みが増えた」と回答。肌荒れを防ぎながら肌の土台を整える“お守り的なスキンケア”が支持を集めた。
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