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「100万円修行」の次は「5000万円預金」 三井住友カードが狙う“新富裕層”「ポイント経済圏」定点観測(5/6 ページ)

三井住友カードが最上位カード「Olive Infinite」を投入した。条件を満たせば年会費9万9000円が無料になる異例の設計だ。背景には、決済競争から「預かり資産」獲得へ移る金融業界の新戦略がある。

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東海東京の「そこまでやるのか」

 こうした預け入れ資産獲得ゲームを先に始めている会社もある。中堅の対面証券である東海東京証券は、2015年に富裕層向けブランド「オルクドール」を立ち上げた。名古屋、日本橋、青山に構える3つのサロンは、ビルの最上階にメンバー専用のバー、レストラン、ラウンジを備える。既存の高級店を優待で使わせるのではなく、会員のためだけに作った点で「そこまでやるのか」と業界で話題を呼んだ。

 入会基準は預入資産1億円だ。サービス開始後、オルクドールの預かり資産は右肩上がりに伸びた。2021年3月末の4601億円から2025年12月末には9984億円へ、5年弱でほぼ倍増。メンバー数も2476人から3885人に増えた。


会員向けに、年50回以上のイベントを予定している(出典:三井住友カード、以下同)

 こうした「そこまでやるのか」の感覚は、Olive Infiniteも同様だ。三井住友カードはVisa Infinite会員向けの特別体験イベントを既に22回実施しており、年間50回以上の開催を予定する。第1弾として、Visaとミシュラン星付き店のタイアップによるプライベートディナーを用意した。富裕層が求めるのは、もはや単なる金利優遇や還元率ではない。希少な体験へのアクセス権そのものが、預け先を選ぶ判断材料になりつつある。

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