2015年7月27日以前の記事
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「単調な作業の繰り返しで、製品の価値が分からない」──石川県「間仕切りメーカー」は、工場の環境をどう変えたのか(2/2 ページ)

「単調な作業を繰り返しているだけ」「自分が何を作っているのか分からない」――。そんな声が上がる工場で、なぜ社員たちは誇りを取り戻すことができたのか。Factory Pride Award初代グランプリに輝いた、パーティション専業メーカー、コマニーの工場改革を紹介する。

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工場内にカフェを設置 仕事の価値を可視化する仕掛け

 単に場を設けるだけではなく、コミュニケーションを生み出すための工夫も凝らしている。

 カフェ内には、情報をリアルタイムで共有するディスプレイ「コマボード」を配置。営業部門が顧客に製品を納入した際の写真や、感謝の声などを共有することで、製造現場に「自分たちの仕事が誰かの役に立っている」との実感をもたらし、モチベーション向上につながっている。

 さらに、工場見学で「COMA cafe」を見たクライアントから「うちの工場にも設置したい」との要望が寄せられるなど、取り組みは社外にも広がっている。

 自慢したくなる工場プロジェクトは、現在もメンバーを増やしながら継続しているという。

 アワードの審査員を務めたFPA代表理事の小林永典さんは「『本気で工場を変えたい』という思いのある人の熱量を、プロジェクトや研究活動を通して、当初は熱量の低かった人にも波及させていくコマニーさんの仕組み作りは、日本の製造業にとって重要な学びになる」とコメントした。

 コマニーの事例は、効率化に終始するのではなく、働く人の誇りを育む仕組み作りが、これからの工場経営に求められる重要な視点であることを示している。

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