インタビュー
なぜ「屋外エアコン」は10分で完売したのか コロナが見つけた“家の外”という新市場(1/4 ページ)
猛暑で「夏キャンプは厳しい」と言われる中、コロナの屋外向けポータブルエアコンが発売10分で完売した。背景には、車中泊需要の拡大や、“屋外を冷やす”新市場の広がりがあった。
“屋外でも使える”エアコンが登場――。石油ストーブや窓用エアコンを手掛けるコロナ社(新潟県三条市)が、ポータブルエアコン「BREEZE BOX」(5万9800円)を6月1日に発売した。受注開始から約10分で初回分が完売し、話題となっている(数字は非公表)。なぜ“屋外で使うエアコン”が生まれたのか。
BREEZE BOXは、テントや車内で使える、ポータブル電源対応のボックス型エアコンだ。電源さえあれば、コンセントのない屋外でも使える。同社がアウトドア向けに展開するブランド「OUTFIELD」の製品だ。
OUTFIELDは2023年に立ち上げたブランドで、「暮らしを楽から楽しいへ」をコンセプトに、ストーブやファンヒーターなど冬のキャンプ向け暖房器具からスタートした。冬向け暖房器具を展開してきたブランドが、夏向け製品にも領域を広げた。
本体の重さは、付属品込みで13.6キロ。運転モードは「冷風」「送風」「冷風/送風の交互運転」の3種類だ。消費電力は180〜200ワットで、容量1000Wh(ワット時)のポータブル電源で約5時間稼働でき、気温21〜43度、湿度80%以下の環境で使用できる。
「夏のキャンプでも快適に過ごしてもらうために開発した」と、同社総合企画部の青木亮氏は語る。構想から製品化までには、数年を要したという。
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