「AI」「タイパ」時代に、なぜ「殴り書きプレゼン」なのか プロ営業師・高山氏が実践する“逆張りの仕事術”:おくりバント高山氏インタビュー1(5/6 ページ)
派手なシャツにサングラスを身に付け、自らを「プロ営業師」「プロ飲み師」と称する、広告・PR会社おくりバントの高山洋平会長に、入社2年目の若手記者が悩みをぶつけてみた。
あえて「焦らない」ことを心掛ける
――「タイパ」時代に、あえて「焦らない」ことが重要だと考えるのは、なぜですか。
若い人に伝えたいのは、即効性のあるもので本当に良いものって、なかなかないということ。例えば「3カ月でSNSのフォロワー30万人」「副業で月収40万円」「入社半年で年収1200万円」みたいな話ってよくあるじゃないですか。
でも、そういった話で本当のことって、ほとんどない。あったとしても危なそうだよね。早く利益を得られるものって、大体ヤバいんですよ。焦るな、というのは難しいけど、難しいからこそ意識した方がいい。
――仕事でも、すぐに結果を求めてはいけないということですね。
恋愛でもそうじゃないですか。焦っている人って、あまり魅力的に見えない。だから、焦らないことを極めて意識して心掛ける。それが一つのアドバイスですね。
最近思うのは「今日やれることは今日やろう」が無限にできる時代になったということ。スマホがあるから、いつでも連絡が取れる。AIがあれば、さらにいろいろなことができる。
だからこそ、逆に「明日できることは明日やろう」という精神が大切。今日できることが多すぎるんですよね。
編集後記
高山氏は、AIやスマホによって、何でもすぐできる時代になったからこそ、あえて結果を急がないことが重要だと話す。とはいえ、どうしても焦ってしまうこともある。
取材中、高山氏に「周りと比べて焦ることはありませんか」と聞いた。実は私自身、同級生の活躍を見て焦ったり、嫉妬したりすることがあるからだ。そんな私に高山氏は「お金や肩書きだけで判断しないこと。仕事以外に、趣味や知識など、自分の支えになるものを持つといい」とアドバイスをくれた。
「昔、同期に嫉妬したこともあるけど、今は何とも思わない。成功も失敗も一生続かない、結局人生長いから。頑張って焦らないようにしていくことが大事なんじゃないかなと思います」(高山氏)
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