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16年ぶりに『学研の学習』が復刊 4290円でも予約殺到、AI時代に求められる“体験”の価値「はにわ」の組み立てキットが付録(1/5 ページ)

2010年に休刊した『学研の学習』が16年ぶりに復刊した。価格は4290円ながら予約が想定を上回り発売前増刷も決定。少子化や出版不況が続く中、なぜ今復活を決めたのか。

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 小学生向けの付録付き総合学習誌『学研の学習』(Gakken)が7月に復刊する。

 1946年に創刊された『学研の学習』は、社会、算数、国語、図工など教科を横断して学べる学習誌として、子どもたちに親しまれてきた。兄弟誌の『学研の科学』と併せ、最盛期には月間670万部を発行。子どもたちの知的好奇心を刺激する雑誌として存在感を示していた。しかし、少子化や教育環境の変化などを背景に発行部数が減少し、いずれも2010年に休刊した。

 今回、16年ぶりに『学研の学習』が復刊する。2022年に復刊し、不定期で現在第9弾まで発売している『学研の科学』に続いた。


『学研の学習 はにわの大国宝展』(編集部撮影、以下同)

 4月28日に予約販売を開始した『学研の学習 はにわの大国宝展』(4290円、7月9日発売)は、想定を上回る予約が集まり、発売前増刷が決定した。発行部数は増刷分を含めて3万部となる見込みだ。今後は年1回程度の発行を計画しているという。

復刊号の付録は「はにわ」の組み立てキット

 復刊第1弾となる『学研の学習 はにわの大国宝展』は、古代の「はにわ」や「勾玉」など国宝がテーマだ。東京国立博物館が監修し、工作や観察を通じて歴史を学べる内容とした。本誌は84ページで、付録の組み立てキット、小学生に人気の学習漫画「ひみつシリーズ」の『頭をよくするひみつ』を同梱する。


はにわがテーマ

 本誌では、考古学研究者の仕事紹介や、読者の子どもたちと古墳作り体験をした様子のレポート記事、歴史学者の磯田道史氏から子どもたちへのメッセージなどを特集する。

 付録の目玉として、約1500年前の古墳時代に作られた国宝のはにわ「挂甲の武人」(けいこうのぶじん)を復元する、組み立てキットを用意した。日本で初めて国宝に認定されたはにわとして知られており、現在は東京国立博物館に所蔵されている。


はにわ「挂甲の武人」

 キットは、実物を計測した研究用の3Dデータを基に、本物の6分の1である約20センチの大きさで再現した。石の粉を含んだ素材を採用し、素焼きのような質感や重みを表現。表面の装飾や汚れまで再現されており、パーツをのりで付けて組み立てる仕組みだ。

 加えて、勾玉作りキットも用意した。柔らかい天然石「滑石」を紙やすりで削って磨き上げることで、古代のアクセサリーを制作できる。


勾玉を作れる

 とじ込み付録には、自宅で「はにわの大国宝展」を開ける立体工作セットも付けた。馬や犬のはにわ、土偶、古代の鏡や耳飾りなど、東京国立博物館の研究者が選んだ文化財を紙工作で再現。博物館のような解説パネルもついており、自分で見どころや発見したことを書き込める。各パネルにはQRコードを掲載し、研究者による音声解説を聞きながら学べるようにした。完成後は、はにわ「挂甲の武人」と並べて自宅で展示できる。

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