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16年ぶりに『学研の学習』が復刊 4290円でも予約殺到、AI時代に求められる“体験”の価値:「はにわ」の組み立てキットが付録(2/5 ページ)
2010年に休刊した『学研の学習』が16年ぶりに復刊した。価格は4290円ながら予約が想定を上回り発売前増刷も決定。少子化や出版不況が続く中、なぜ今復活を決めたのか。
子どもたちにとって話題の中心だった『学研の学習』
『学研の学習』は1946年に創刊した雑誌で、教科を限定せず幅広いテーマを扱っていた。1963年には兄弟誌『学研の科学』が創刊。実験や観察を通じて学ぶ科学雑誌として人気を集めた。
両誌は当時のGakkenを代表する看板雑誌だった。小学1〜6年生向けに学年別のシリーズを展開し、計12誌を毎月発行。毎号付属する組み立て式の付録が目玉だった。学研の科学/学習統括編集長を務める吉野敏弘氏は「当時の子どもたちにとっては『今月の科学の付録やった?』『今月の学習読んだ?』と学校で話題になるほど、人気の雑誌だった」と話す。
もともとは、戦後の公教育では補いきれない学びを提供する目的で創刊された。学校の理科設備が十分ではなく、1クラスに顕微鏡が1台しかないような時代でも、付録として顕微鏡を付けるなど、子どもたちが自ら体験しながら学べる機会を生み出していた。
しかし、時代とともに教育環境は大きく変化した。学校の設備が充実し、学習塾や受験産業も拡大。教育市場では、子どもの興味や関心を広げる学びよりも、学力向上などの結果に直結する学習へのニーズが高まった。
こうした変化の中で『学研の学習』『学研の科学』が担っていた役割は次第に小さくなり、児童数の減少も重なって、発行部数は落ち込んだ。そして2010年、両誌は休刊した。
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