フィギュアや推しグッズ、なぜ家に置かない? 預ける人が増えている理由(1/4 ページ)
フィギュアやアーティストグッズ、応援うちわなど、大切な「推し活」グッズを自宅ではなく倉庫に預ける人が増えている。背景にあるのは、都市部の住宅の狭小化と趣味への支出拡大だ。宅配型トランクルームで起きた利用者ニーズの変化を追った。
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フィギュア、アーティストのグッズ、応援うちわ──。
本来なら手元に置いておきたいはずの「好きなモノ」を、あえて預ける人が増えている。寺田倉庫(東京都品川区)が運営する宅配型トランクルーム「minikura(以下、ミニクラ)」では、預かるモノに占める趣味系カテゴリーの割合が上昇し、直近の調査では衣類を上回った。なぜ、好きなモノを家に置かない人が増えたのか。
ミニクラは、寺田倉庫が2012年に開始した宅配型トランクルームサービスだ。専用ボックスを取り寄せて荷物を詰め、集荷を依頼すれば、倉庫で保管される。月額料金は1箱当たり320円からで、申し込みから取り出しまでがWeb上で完結する。自宅にいながら箱単位で「倉庫」を持てる仕組みだ。
会員数は2020年からの5年で、約1.6倍に拡大。1人当たりの保管数も伸びており、平均は約8箱となっている。要因について、寺田倉庫ミニクラグループのリーダー浅見開氏は「コロナ禍の影響が大きかった」と分析する。
在宅時間が長くなって自宅の狭さを実感した人と、巣ごもり生活の中で新たな趣味を見つけ、モノが増えた人。この2つの流れが重なり、需要を押し上げたという。
その後も、都市部で住宅の狭小化が追い風となっている。LIFULL HOME'Sの調査(2025年)によると、首都圏の中古マンションで、問い合わせがあった物件の平均専有面積は、2020年からの5年間で約6.5平方メートル、畳4枚分ほど縮小。価格高騰を背景に、より狭い物件へ需要が移っている。
「狭小住宅への関心が高まったことで、ミニクラの認知も広がり、利用してもらえるケースが増えた」と浅見氏は説明する。部屋は狭くなる一方で、持ち物は増えていく。その受け皿として会員数を伸ばしてきたミニクラだが、ユーザー数だけでなく、預けられるモノの“中身”も、この数年で変化している
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