フィギュアや推しグッズ、なぜ家に置かない? 預ける人が増えている理由(2/4 ページ)
フィギュアやアーティストグッズ、応援うちわなど、大切な「推し活」グッズを自宅ではなく倉庫に預ける人が増えている。背景にあるのは、都市部の住宅の狭小化と趣味への支出拡大だ。宅配型トランクルームで起きた利用者ニーズの変化を追った。
「趣味のモノ」が増加
ミニクラはもともと、衣類や布団、季節家電など、かさばる生活用品の保管先として利用が広まった。実際、2024年10月時点で最も多かったのは「衣類」(26.7%)で、「趣味のモノ」(20.1%)は3番手だった。
ところが、2026年の調査では、1位に「書籍・書類」(28.2%)、2位に「趣味のモノ」(28.0%)がランクインし、趣味系カテゴリーの存在感が増している。「最近は趣味のモノも訴求するようになり、預けるモノが洋服だけでなく、思い出のモノや趣味のモノへと広がった」(浅見氏)
具体的に預けられているのは、フィギュア、アーティストのグッズ、ぬいぐるみ、アイドルの応援うちわなどのほか、DVDやCD、アニメ関連のグッズも多い。いわゆる「推し活」のためのモノが、倉庫の棚に並ぶようになった。
背景には、趣味への支出の拡大がある。アニメやフィギュア、アイドルなどの「オタク」市場は、矢野経済研究所によると、2020年度からの4年間で市場規模が約50%拡大した。最新調査でも、2024年度は主要17分野のうち15市場が成長しており、勢いは続いている。
預けられるモノの変化は、事業の構造も変えた。衣類が中心だった頃は、衣替えシーズンの4〜5月に依頼が集中し、繁閑差の大きいビジネスだったが、「趣味のモノは衣類ほど季節による利用の偏りがなく、年間を通して利用されるケースが多い」(浅見氏)という。
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