フィギュアや推しグッズ、なぜ家に置かない? 預ける人が増えている理由(3/4 ページ)
フィギュアやアーティストグッズ、応援うちわなど、大切な「推し活」グッズを自宅ではなく倉庫に預ける人が増えている。背景にあるのは、都市部の住宅の狭小化と趣味への支出拡大だ。宅配型トランクルームで起きた利用者ニーズの変化を追った。
なぜ、大事なモノほど「家に置かない」のか
衣替えのように出し入れする衣類と違い、趣味のモノは、長期間保管する目的で利用されることが多い。1箱預けた人が、2箱目、3箱目と利用を増やしていく。取り出す頻度は高くなく、一度預けると、そのまま長期間保管するケースが多い。しかし、大事なモノほど手元に置いておきたいはずなのに、なぜあえて預けるのか。
前提として、収納の問題がある。利用するきっかけで最も多いのは「収納問題」(2024年10月調査)だ。ユーザーはマンション住まいが70%を超え、都市部の集合住宅で暮らす人が中心で、限られた住空間では、増え続ける趣味のモノを収め切れない。
また、大切なモノだからこそ預けるという動機もある。クローゼットの中は、夏場だと湿度が80〜90%になることもあり、モノの劣化を招く恐れがある。その点、ミニクラの倉庫は温度28度以下、湿度65%以下で管理されるため、フィギュアや思い出の品を「良い状態のまま持ち続けたい」というニーズに応えている。
加えて、ミニクラのMONOプランでは、預かったモノを1点ずつ撮影し、ユーザーはスマホでいつでも確認できる。「手元になくても、スマホで預けているモノを確認できる。所有している実感を損なわずに預けられているのではないか」と浅見氏は分析する。
利用後の変化について、ユーザーからは「物理的な解消」(63.2%)のほか、「精神的な解消」(17.4%)という意見も寄せられる。部屋が片付き、気分がすっきりする。預けることで、住空間と気持ちの両方に余白をもたらしているようだ。
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