なぜ、セブンは「アパレル」に本格参入するのか ファミマの成功を無視できない? その戦略を探る:長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/6 ページ)
セブンがついにアパレルに本格参入する。コンビニのアパレルで先行しているのはファミマだが、勝ち筋はあるのか?
セブンがアパレルで進める独自アプローチ
セブンはすでに、肌着や靴下、Tシャツなどのアパレル商品の販売を始めている。そこからは、SIPストアではやや手薄だった、男性客を意識した戦略が見えてくる。
その1つが、7月11日に発売した、ヘインズジャパンとの初のコラボ商品だ。米国発のアンダーウェアブランド「ヘインズ」と組み、クルーネックTシャツ(ホワイト、ブラック)とクォーターレングスソックス(ホワイト、ブラック)の計4種を展開した。
ヘインズのロングセラー「BEEFY-T」と「BEEFYクォーターレングスソックス」をベースに採用。ブランドアイコンである牛のワッペンや刺しゅうを、セブンのコーポレートカラーであるオレンジ、グリーン、レッドの3色で彩り、カタカナで「ビーフィー」の文字を入れた、遊び心のある特別仕様となっている。
TシャツはM、L、XLの3サイズで各3850円。ソックスは23〜25センチ、25〜27センチの2サイズを用意し、それぞれ1265円で販売している。
セブンの担当者によれば、「コンビニ=緊急用や定番品」という枠を超え、ファッション好きの人に向けて本格的なカルチャーを発信したいとの思いから企画したという。ストリートで映えるデザインや、ここでしか買えない限定感、遊び心にもこだわった。
また、それとは別に、7月8日にはセブンのオリジナルアパレルを発売。ロゴを使ったTシャツ2種(各3520円)、エコバッグ(782円)、クーラーバッグ(1540円)、ハンドタオル(660円)、ソックス(550円)も販売している。
Tシャツは綿95%・レーヨン5%となっている。レーヨンには、「ovoskin(オボスキン)」という、卵の殻をリサイクルしたファーマフーズ(京都市)の繊維が使われている。卵殻膜を加水分解してレーヨンに練り込んだ繊維で、肌触りがやわらかく、伸縮性が高いのが特徴だ。
繊維や生地の機能性を強みにするアパレルとしては、「ユニクロ」「ワークマン」「モンベル」などが思い浮かぶ。セブンもまた、デザインや限定感だけでなく、素材や機能性を組み合わせた独自のアプローチを始めている。
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