インタビュー
丸亀製麺が韓国に再進出、今度は行列 「撤退した市場」で何を変えた?(4/5 ページ)
丸亀製麺が韓国市場に再進出し、1年足らずで4店舗まで拡大。今回はロッテグループと組み、商業施設を中心に出店するほか、メニューも現地の食文化に合わせて工夫している。過去の撤退から何を変えたのか。
売り上げは計画を上回る
丸亀製麺は日本国内に900店舗を展開しており、韓国の4店舗と単純に比較するのは難しい。それでも、再進出後の反響は想定を超えており、好調ぶりは売り上げにも表れている。韓国事業の売り上げや利益は公表されていないが、4店舗合計の売上高は、当初予算を上回る水準で推移している。
背景には、撤退後も残っていた知名度が挙げられる。昨今は日本を訪れる韓国人が多く、現地でも丸亀製麺を知る人は少なくない。再進出の発表時には「また出店してくれてありがとうという声もあった」と松浦氏は語る。
商品の売れ方にも違いが出た。例えば、天ぷら。韓国にも似た料理はあるが、丸亀製麺は盛り付けが大きいため、目を引きやすい。同社事業推進部課長の金田章宏氏によると、月によっては1人当たりの注文数が日本の店舗と比べて多いこともあるという。
また、冷たいうどんも人気だ。韓国には冷麺の文化があるため受け入れられやすく、気温による売り上げの変動が起きにくい。
客層は週末のファミリーを中心に、孫を連れた高齢者の姿も目立つ。うどんと天ぷらを分け合いながら、話し込む客も多い。リピーターも増え始めているという。
店頭の見せ方も、客の呼び込みにつながっている。店内で麺を打つ様子が見え、湯気が上がる。スタッフが「いらっしゃいませ」と声をかける。通りかかった人が足を止め、行列がさらに行列を呼んでいる。
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