「廃墟」と呼ばれたタイムアウト大阪 半年後に行ってみたら、どうなっていた?(6/6 ページ)
「人がいない廃墟」と話題になったタイムアウトマーケット大阪。テナントの入れ替えやランチ施策など、さまざまなテコ入れを進めてきた。開業から1年半、実際に現地を訪れて見えた変化と、いまなお残る課題を追った。
残る課題は
現在の集客状況を見ると、「廃墟」と呼ぶにはにぎやかな印象を受けた。具体的な数値は非公開だが、タイムアウトマーケット大阪によると、イベント開催やランチ需要の獲得の効果もあり、集客数は計画値に近い水準で推移しているという。
もっとも、時間帯によっては弱さが残る。仁科氏も「午後2時ごろから午後5時ごろまでが苦しい」と認める。夜も同様で、9月上旬の金曜午後6時30分時点では、席の埋まり具合は2割ほど。ビールを半額で提供する月曜も、午後6時15分時点では客足はまばらだった。
ただ、夜の需要がないわけではない。同施設は宴会プランを用意し、施設内には個室も設けている。駅直結という立地条件に加え、大人数でも席を取りやすいという利点があることから、設備やメニューの認知が広がれば、可能性はありそうだ。
商業施設にとって、2年目は開業景気が切れ、実力の問われる局面でもある。タイムアウトマーケット大阪は施策を打ち続けたが、成果が外から見えるまで時間がかかった。一度ついたイメージは、実態よりも長く残りやすい。
11月にはグラングリーン大阪の北側に「うめきたの森」が開業を予定しており、周辺のさらなる人流の増加が見込まれる。仁科氏は今から1年後の理想像として「さまざまな客層の人が毎日笑顔で食事を楽しんでいる。そういう姿になっていればいい」と語る。
うめきたエリア全体のまちびらきが完了する2027年度。そのとき、タイムアウトマーケット大阪はどんな施設として呼ばれているのか。
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