インタビュー
「廃墟」と呼ばれたタイムアウト大阪 半年後に行ってみたら、どうなっていた?(5/6 ページ)
「人がいない廃墟」と話題になったタイムアウトマーケット大阪。テナントの入れ替えやランチ施策など、さまざまなテコ入れを進めてきた。開業から1年半、実際に現地を訪れて見えた変化と、いまなお残る課題を追った。
筆者が見た集客の状況
筆者は7月末から9月上旬にかけて、曜日や時間帯を変えて7回現地を訪れた。8月上旬の平日ランチタイムに訪れた際は、ビジネスパーソンを中心に3〜4割ほどの席が埋まっていた。
9月上旬の月曜は、開店直後から昼にかけて館内で過ごした。開店時点からインバウンド客とみられる数組が利用し、午前11時30分には目測で40〜50人ほどのランチ客がいた。正午には各区画にまんべんなく客が座り、報道で空席が指摘されたセンターのハイテーブル席にも客はいた。
週末になると客層が変わった。8月上旬の土曜、午前11時30分。端の座席には空席が多く、デートや家族連れの姿が目立った。客の年齢層はやや高めだった。
同じ時間帯に周辺の施設を回ると、広場を挟んで向かいの「うめきたグリーンプレイス」のフードコートは、家族連れや学生を中心にほぼ満席。大阪駅直結の「バルチカ03」にも、行列になっている店があった。正午にタイムアウトマーケットへ戻ったが、混み具合は変わらず、昼前の時間帯に限れば、周辺施設との集客の差ははっきりしていた。
しかし、盆休みの祝日のランチタイムに訪れた際は、7割ほどの席が埋まっていた。8月末の土曜の昼には、お笑いライブが開催され、区画によっては空席を探さなければならないほど混雑していた。ベビーカーを押す家族連れ、カップル、高齢者、学生らしき若者、外国人客など、あらゆる客層が入り交じっていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「廃虚アウトレット」の乱立、なぜ起こる? 絶好調なモールの裏で、二極化が進むワケ
業績を大きく伸ばすアウトレットがある一方で、ほとんど人も来ず、空きテナントだらけのアウトレットが増えている。その原因は何なのか?
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
富士そば「外国人観光客お断り」は悪なのか 立ち食いそば騒動が問いかけた現実
庶民の味方である立ち食いそばに、外国人観光客が押し寄せる現象が起きている。外国人観光客お断りを示す店舗もあるが、「そば」が本当の意味でも世界に愛される日本食になるためにできることとは。
ドトールVS.コメダ なぜ好調? 店舗数だけでは分からない「強さ」の違い
ドトールコーヒーショップとコメダ珈琲店が激しい競争を繰り広げている。店舗数でドトールの背中を捉えたコメダ。両者の決算や歴史を振り返りながら、今後の動向を見ていきたい。
スーパーから「値引きシール」が消える? 「2割引」「半額」の舞台裏で起きていること
スーパーの「2割引」「半額」といった値引きは、これまで店長や従業員の経験や勘に頼る部分が大きかった。AIを導入したスーパーでは、値引き率の判断や作業がどう変わったのか。さらに「値引きシール」をなくす取り組みも始まっている。

