「廃墟」と呼ばれたタイムアウト大阪 半年後に行ってみたら、どうなっていた?(4/6 ページ)
「人がいない廃墟」と話題になったタイムアウトマーケット大阪。テナントの入れ替えやランチ施策など、さまざまなテコ入れを進めてきた。開業から1年半、実際に現地を訪れて見えた変化と、いまなお残る課題を追った。
「ランチセット」「水が無料」などの施策を展開
客足を取り戻すための施策も動き出した。狙ったのは、1万人を超えると見込まれるグラングリーン大阪の就業者によるランチ需要だ。周辺施設や大阪のランチ価格を調査し、その結果を踏まえてメニュー構成を見直した。
2025年12月に一部店舗でランチセットの提供を始め、2026年2月には平日限定のランチメニューへ拡大。5月には全店に広げ、平日のランチタイムは全品1500円以下とした。現在は新店の出店などに伴い、1500円を目安に柔軟に設定している。
水の無料提供も4月から平日ランチタイム限定で開始し、現在は土日祝を含め終日提供している。
7月1日時点のメニュー表を見ると、「情熱うどん 讃州」の定食(1000円〜)のほか、ラーメン店「天命」のランチセット(890円〜)、「くれおーる」のたこ焼きランチセット(990円)、「まにぽぽ」のビビンバ定食(小盛り、980円)など、1000円を切るメニューも複数ある。
効果について、仁科氏は「週1回来ていた人が、週3回来てくれるようになった」と語り、日常的に利用する客が増えたとみている。価格に対する評価も変化しており、以前のように「高い」という声は減ってきたという。
実際、グラングリーン大阪のオフィスフロアで働く人に筆者が尋ねたところ、ランチセットの導入後に利用頻度が上がったほか、席数が多く、大人数でも場所を確保しやすい点を評価していた。日常の選択肢に入り始めていることがうかがえる。
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