犬猫用「ケーキ・おせち」が6年で売上1.9倍 ペット市場で進む「エサ→食事」の背景(2/5 ページ)
「エサ」から「食事」へ。ペットの食事やヘルスケアが変化している。イオンペットでは、犬猫用の冷凍ケーキ・おせちの売り上げが好調。RABOが扱う「スマート首輪」もヒット。「ペット市場」の変化を取材したところ……。
「ウェット・冷凍」が拡大 特別な日も一緒に
イオンペットが展開するペットライフブランド「ペテモ」では、売上構成比の80%以上を「プレミアムフード」が占める。
「当社では、20年以上前からプレミアムフードを販売していますが、市場全体での注目度が上昇したのは、ここ数年かなと。お客さまの意識が、『エサ』から『食事』へ変化していると実感しています」(イオンペット 商品本部 商品部 部長 竹原啓太氏)
ペテモが扱うブランドのうち、プレミアムドッグフード専門ブランド「POCHI(ポチ)」は特に好調だ。2026年3〜7月の売上高は、2024年の同じ月と比べて2倍に増加した。POCHIは、マーケティングパートナー(東京都新宿区)が運営するブランドで、1998年に誕生した。
一般的な「ドライフード」のほか、風味豊かな「ウェットフード」や「おかず」、犬の健康状態に配慮して栄養バランスを調整した「療法食」などをそろえる。ドライフードにウェットフードやおかずをトッピングするというコンセプトで、栄養バランスを整えながら、変化のある良質な食事を楽しめる設計が好まれている。
近年は、冷凍タイプのペットフードも需要が増している。高価だが、冷凍することでウェットフードよりもおいしさを維持しやすいという。富士経済によると、国内の冷凍ペットフード市場規模は、2025年から2028年までの3年間で約1.5倍に拡大すると予測されている。 ユニ・チャームでは、9月1日に冷凍ドッグフード「Frecious Frozen(フレシャス フローズン)」を発売し、同市場へ参入した。
ペットの「家族化」が浸透する中で、ペットと一緒にハレの日やイベントを祝う「ケーキ」や「おせち」の人気も広がっている。
ペテモでは、2025年の犬猫用の冷凍ケーキ・おせちの売上高が2019年比で1.9倍に増加。昨年は、不二家とコラボしたクリスマスケーキ「ペコちゃんのXmasショートケーキ」(1848円)が特に好評だった。
今年も、不二家とのコラボケーキを含む「クリスマスケーキ」8種、「オードブル」4種、「おせち」7種のほか、クリスマスから年末年始にかけて特別な食事を楽しめる「クリスマス&ニューイヤーグルメセット」7種を9月11日から予約販売中だ。
価格は、2000〜4000円前後が中心だが、おせちは1万円を超えるものも。見栄えも工夫されており、ペットが食べる様子をSNSに投稿する人も多い。
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