インタビュー
犬猫用「ケーキ・おせち」が6年で売上1.9倍 ペット市場で進む「エサ→食事」の背景(3/5 ページ)
「エサ」から「食事」へ。ペットの食事やヘルスケアが変化している。イオンペットでは、犬猫用の冷凍ケーキ・おせちの売り上げが好調。RABOが扱う「スマート首輪」もヒット。「ペット市場」の変化を取材したところ……。
ペットの体調を見える化 「スマート首輪」も人気
ペットの健康寿命への関心の高まりから、テクノロジーを駆使した高付加価値の製品も広がっている。2018年に創業したラボでは、「ペットとの限られた時間を後悔なく過ごしたい」という思いを持つ飼い主に向けて、犬用・猫用それぞれの「スマート首輪」を開発した。
創業者の伊豫愉芸子(いよ・ゆきこ)社長は、大学や大学院で海洋動物などに小型センサーを付け、行動生態を調査するバイオロギング研究に従事した。そうした知見から、犬や猫の負担を抑えながら高精度の行動データを取得できる手法として、センサー付きの首輪を考案したそうだ。
同社の首輪には、振動、傾き、直線運動などを検知する3軸加速度センサーが搭載されている。センサーから収集したデータを独自AIが解析することで、歩行、食事、睡眠、嘔吐、毛づくろいなどの行動に加え、体温変化と呼吸数も検知する。
犬用には、散歩中の様子を分析する「散歩モード」とバイタルサインに変動が見られた時に通知を送る「留守番モニター」も搭載されている。
それらのデータを基に、「寝付きの悪さ」「体温上昇・呼吸数の増加」などの体調変化を発見するとアラートで知らせる。「小さな生き物ゆえ体調変化を見逃しやすい。明らかな異変が出た後では、手遅れになることもある」と伊豫社長は指摘した。実際に、「病気を早期発見できた」という声も届いているそうだ。
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