調査リポート
「情シスは利益を生まない」「人件費増はリスク」 DXを進めたいが“採用しない”中小企業の葛藤:ジー・ブーンが調査(1/2 ページ)
情シス人材が不足を認識しつつも、新しく採用するのも難しい中小企業――人を増やせない状況でどのようにDXを前進させようとしているのか。ジー・ブーンの調査から実態を探る。
情報システム部門の人材が足りない。しかし、新たに人材を採用するのも難しい――そんな悩みを抱える中小企業も少なくない。DXサービス事業などを展開するジー・ブーン(東京都江東区)の調査では、人材不足を感じている企業の7割超が新たな採用を予定していなかった。
では、それでもDXを進めたい企業はどうするのか。人を増やせない中小企業が選んだ手段と、そこに潜むリスクを探る。
「採れない」中小企業、それでもDXを進めたい その実情とは
中小企業の経営者の29.5%が、情シス部門の人材について「不足している」と回答した。一方、正社員の採用予定について尋ねたところ「採用はしたいが現実的に難しく予定していない」が44.5%、「採用予定はない」が29.8%で、合わせて74.3%が新たな採用を予定していなかった。
新たな正社員を採用する予定がない理由については「不透明な経済情勢下で、固定費(人件費)を増やすリスクを避けたいため」(43.9%)が最も多く、以降は「昨今のIT人材高騰により、自社の予算内では優秀な人材の採用が難しいため」(28.9%)、「情シス部門は直接利益を生み出さない『管理コスト』であると捉えているため」(18.6%)と続いた。
「新たな採用はしない」と回答した人に、DXの推進意向を尋ねると「推進意向がある」と回答した人は57.9%と、6割に迫った。
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