「シニア=旅行・ゴルフ」はもう古い? 20年間の画像データで分かった“今の高齢者”:○○したら、数字が見えてきた(1/3 ページ)
「シニア」といえば、夫婦や家族、旅行や介護――。そんな定番のイメージが変わりつつある。ピクスタが20年間の画像・動画データや検索キーワードを分析すると、仕事や趣味を楽しむ姿など、新たなシニア像が見えてきた。
○○したら、数字が見えてきた:
企画や商品を実際に動かしてみると、思っていたのとは少し違う“数字”が見えてくる。売り上げだけでなく、どの時間に売れたか、どんな組み合わせで選ばれたかなど、現場ならではの動きだ。本特集では、実際に試してみたことで分かったことを手がかりに、仕事の中に隠れている小さな発見を拾い上げていく。
「シニア」と聞いて、どんな姿が浮かぶだろう。
夫婦で旅行する。公園を散歩する。ゴルフを楽しむ。孫を囲んで笑う。服装はベージュやグレーなど、ちょっと落ち着いた色合い――。こうした「昔ながらのシニア像」が、少しずつ変化している。
写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」を運営するピクスタ(東京都渋谷区)が、2006年5月から2026年6月までの20年間にわたる画像・動画の販売データや検索キーワードを分析したところ、シニアをめぐるビジュアルに大きな変化が見えてきた。
2006〜10年ごろに売れ筋だったのは、家族や夫婦の一員として登場するシニアだ。公園を歩く夫婦、孫と過ごす三世代家族、ゴルフを楽しむ高齢者など、「幸せな老後」をイメージさせる写真が中心だった。
背景には、2007〜08年にかけて本格化した団塊世代の定年退職がある。「団塊の世代」「定年退職」「シニアマーケット」「悠々自適」といった言葉が検索され、旅行や保険、住宅などの広告で使われることが多かったという。
2011〜20年は大きな変化が少なく、「アクティブシニア」という言葉が広がったものの、ウォーキングやゴルフ、ガーデニングなど、余暇を楽しむ姿が引き続き中心だった。
ところが、2021年以降になると様子が変わる。スマホやPCを使う姿、職場で働く姿、ヨガやボウリングを楽しむ姿などが売れ筋に加わった。家族と一緒にいる姿だけでなく、一人の個人として写る素材も増えているのだ。
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