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入園者数を抑えた「ディズニー」、伸ばし続ける「USJ」 年パスとIPの違いから狙いを読み解く(3/4 ページ)

東京ディズニーリゾートとユニバーサル・スタジオ・ジャパン。入園料は近い水準で推移してきた一方、年パスの有無やIP戦略、集客の考え方には違いがある。両社の戦略の違いを読み解く。

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USJは多様なIPを取り込む

 次にIPの多様性について比較したい。TDRは、2020年9月に映画『美女と野獣』をテーマにしたエリアを東京ディズニーランドにオープン。ゴーカート形式のアトラクション「グランドサーキット・レースウェイ」の跡地などを活用した。同映画が日本で公開されたのは1992年だが、メインアトラクションの「美女と野獣“魔法のものがたり”」は人気が高く、2時間待ちになることもある。

 2024年6月には、東京ディズニーシーに映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』などをテーマとしたエリア「ファンタジースプリングス」をオープンした。


新エリアをオープンしたディズニー(出所:オリエンタルランドのプレスリリース)

 対するUSJは、多様なIPを扱っている。開業当初は、米ユニバーサル・スタジオにならい、映画『E.T.』『ジュラシック・パーク』といったハリウッド映画の世界観を再現する戦略を採っていた。初年度の来場者数は1100万人を突破したが、その後2010年頃までは低迷していた。

 2010年代から、人気のIPを幅広く取り入れる戦略に転換し、人気キャラクター「ハローキティ」のアトラクションや、映画『ハリー・ポッター』のエリアを開業。2021年には、任天堂のゲームをテーマとするエリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」をオープンした。


映画『ハリー・ポッター』のエリア(出所:ユー・エス・ジェイのプレスリリース)

 任天堂はゲーム事業に注力してきたが、スマホゲームの台頭などを背景に、家庭用ゲーム機の販売が伸び悩む時期もあった。USJ向けにキャラクターを提供したのは、IPビジネスを強化する一環でもあった。

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