パチンコのダイナムがクレーンゲームに参入 160台の店で分かった「意外な客層」(3/4 ページ)
パチンコホールを運営するダイナムが、クレーンゲーム専門店を相次いで出店している。1号店には160台を設置。なぜクレーンゲームなのか。
客層は想定超え、強みは「ホール跡地」
クレーンマートの客単価や売上高は非公表だが、開業後の客層は見込みを上回る広がりを見せた。来店客は想定していたファミリー層や主婦層に加え、若年層やカップル、シニア層にまで及ぶ。利用客からは、スーパーのように欲しいものが多く並んでいることを喜ぶ声や、友人や家族を誘って再び来店したという意見が寄せられている。
その後に開業した愛知一宮店、富山上冨居店についても、ダイナムは手応えを感じている。食品や日用品を景品にしたことで「何が獲れる店なのか」「家族でどのように楽しめるのか」が分かりやすく伝わったことが好調の要因だと分析する。
今後は、開業直後の話題性と日常的な利用を分けて捉え、景品の入れ替えや品ぞろえの充実を通じて、継続的な来店につなげていく方針だ。
ただ、食品や日用品を景品にする店はほかにもある。ゲームセンター大手のGENDA GiGO Entertainment(東京都港区)は「毎日使える景品」をそろえた「GiGOクレーンゲームオアシス」を展開し、8月7日に開業した埼玉県草加市の店舗にはクレーンゲーム213台を設置。10円で遊べるコーナーも設けている。
イオンファンタジーの「クレーン横丁 極」も日用品や食品、飲料を扱っており、スーパーマーケット型のクレーンゲームは、一つの業態として定着し始めている。
品ぞろえや料金で差をつけにくい中、ダイナムの強みは既存のホールを使えることにある。愛知一宮店は、約11年にわたりパチンコホールとして営業した「夢屋一宮店」の跡地に開業した。建物や駐車場を生かせるため、新たに店舗を建てるより、開業準備を効率的に進められる。
店長や副店長もグループ内から配置。運営ではパチンコ事業の数値管理を応用し、マシンごとの売り上げや景品の獲得数、景品原価を客の反応と合わせて確認し、運営を見直している。
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