インタビュー
「いつでも安い」ベイシアが、なぜさらに安く? 新業態で削ったもの、残したもの(5/5 ページ)
「いつでも安い」を掲げるベイシアが、さらに低価格を追求する新業態「ココトク!」を始めた。商品数を半分以下に絞り、サービスを省く一方、総菜やタコスなどを充実。狙いを聞いた。
客数・客単価・買上点数の伸びも順調
ココトク開業から約3カ月。現時点でどのような成果が出ているのだろうか。
売上高や人時生産性(従業員1人が1時間当たりに生み出す売上高)などは非公表だが、松田氏によると、業態転換前の旧ふかや花園店と比べ、客数、客単価、買上点数はいずれも伸びているという。まとめ買いやストック買いを促す業態として、一定の成果が出ているようだ。また、約10キロ離れた熊谷方面からの来店客も一定数おり、商圏の拡大という出店時の狙いにも手応えを感じているという。
ココトクでは、商品の見せ方や品ぞろえ、売り場構成、作業効率などを改善しながら、今後1〜2年で既存の出店エリアを中心に複数店舗を展開し、業態としての完成度を高める方針だ。
ベイシアの調達力やPB、加工・物流といった資産を生かしつつ、「削るもの」と「残すもの」を組み直しているココトク。新たなディスカウントモデルの動向に注目したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
なぜファミマの「1998円腕時計」は完売したのか “ちょうどいい一本”がササった理由
ファミリーマートのオリジナル腕時計が発売10日ほどでほぼ完売した。コンビニで時計を買う時代が始まっているのだろうか。
富士そば「外国人観光客お断り」は悪なのか 立ち食いそば騒動が問いかけた現実
庶民の味方である立ち食いそばに、外国人観光客が押し寄せる現象が起きている。外国人観光客お断りを示す店舗もあるが、「そば」が本当の意味でも世界に愛される日本食になるためにできることとは。
「JALとANA」どこで違いが生まれたのか? コロナ禍を乗り越えた空の現在地
インバウンド需要が旺盛で、日本の観光業界が盛り上がりを見せています。では、航空会社の業績はどうなっているのでしょうか。JALとANAの決算をベースに分析したところ……。
「廃虚アウトレット」の乱立、なぜ起こる? 絶好調なモールの裏で、二極化が進むワケ
業績を大きく伸ばすアウトレットがある一方で、ほとんど人も来ず、空きテナントだらけのアウトレットが増えている。その原因は何なのか?

