ローソン公式X、国内企業で初のフォロワー1000万人超に 背景に「あきこちゃん像」の徹底と「大喜利」?(2/4 ページ)
ローソンの公式Xアカウント「ローソン」のフォロワー数が1000万人を突破し、国内企業の単独アカウントで最多となった。16年にわたる運用で重視してきたのが、オリジナルキャラクター「あきこちゃん」を軸とした発信だ。
アイコンに「企業ロゴ」ではなく「あきこちゃん」を起用
ローソンが公式X(当時はTwitter)を開設したのは2010年4月。当時、企業の公式アカウントでは企業ロゴをアイコンに使うケースが多かったが、同社はオリジナルキャラクター「あきこちゃん」を起用し、前面に押し出した。
あきこちゃんは「20歳の大学生で、ローソンでアルバイトをしているクルー」という設定だ。名前は、アカウントの立ち上げを担当した社員の「明子」という名前に由来している。
開設当初は後ろ姿だけのキャラクターだったが、画像投稿SNS「pixiv」で正面のイラストを一般公募。2010年7月にデザインが決定した。ローソンによると、企業の公式Xアカウントのキャラクターを一般公募するのは、当時初めての試みだったという。同月、アカウント開設から約4カ月でフォロワー数5万5000人に到達した。
8月には、音声投稿コミュニティーサイト「こえ部」を通じて、あきこちゃんの声も一般募集した。選ばれた声優の声はローソンの店内放送で公開した。
林氏は「お客さまとの近い距離、親しみやすさを意識していた。お客さまから公募したほうが皆さんに愛されるようになるのではと始まった」と説明する。
企業として情報を発信するのではなく、ローソンでアルバイトとして働く「あきこちゃん」がローソンの情報を届ける形を意識してきた。ユーザーとの双方向のコミュニケーションを重視し、例えばローソンのアカウント宛てに「占い」と投稿すると、その日のラッキーカラーやアイテム、幸運へのアドバイスをあきこちゃんが返す機能も導入した(現在は終了している)。
投稿では、特定の商品やキャンペーンに偏らず、弁当やデザート、コラボ企画、割引キャンペーンなど、さまざまなカテゴリーの情報を発信している。ユーザーによって知りたい情報や好みが異なるため、幅広い情報を届けることを意識しているという。
コロナ禍には、画像や動画を活用した発信にも取り組んだ。例えば、商品のきれいな写真を見せるだけでなく、アレンジレシピなど、これまでとは異なる切り口の投稿も試した。縦型動画にも取り組み、スクロールされることを前提に、冒頭で目を引く構成にするなど、動画ならではの見せ方も模索したという。
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