ファミチキ20周年、なぜ売れ続ける? 「味を変えない」戦略で累計販売数29億食に(2/2 ページ)
ファミリーマートの「ファミチキ」が発売20周年を迎える。累計販売数は右肩上がりで推移し、29億食を超えた。長年支持される背景と、今後の狙いを聞いた。
29億食突破、売れ続ける理由は「味を変えない」
ファミチキは2006年、骨なしフライドチキンとして発売した。2013年には累計販売数が5億食を突破。発売10年目の2016年には10億食を超え、同年に初の新フレーバー「甘辛味」を発売した。その後も販売数を伸ばし、2023年には20億食を突破。2026年7月には29億食を超えた。
7月には、ファミチキを入れる袋も9年ぶりに刷新した。ファミマのクリエイティブディレクターを務めるNIGO氏が手掛け、赤と黄色のラインを斜めに配したデザインを採用している。
ファミマは2030年までに、累計販売数40億食を目指す。
ファミマの商品本部 ファストフーズ部長の高倉一真氏は「一般的な商品だと、20年販売すると伸び悩む時期もあるが、ファミチキに関しては多くのお客さまに愛され続け、右肩上がりで推移している」と話した。
長く売れ続ける背景の一つが、定番商品の味を変えていないことだ。2016年に新フレーバーを発売するまで、ファミチキは1種類の味だけで販売してきた。現在も定番のファミチキの味は発売当初から変えていない。
味を変えないことで、子どもの頃にファミチキを食べていた人が大人になってからも購入し、さらに自分の子どもと一緒に食べる――という世代をまたいだ需要にもつながっているという。
近年は、訪日外国人にも人気だ。SNSでは、海外の店舗では扱っていないファミチキを、日本旅行の目的の一つにしているという投稿もみられる。高倉氏は、今後について「世界のソウルフードを目指し、よりお客さまに支持されるように発信していきたい」と意気込む。
ファミマはファミチキの発売日である10月17日を「ファミチキの日」として制定。独自の記念日や周年を認定している日本記念日協会(長野県佐久市)から正式に認定を受けた。高倉氏は「20周年という節目に、このような記念日を制定いただいたのは非常にうれしく思う。ファミチキの日を通じて、日頃の感謝をお伝えするとともに、ファミチキの新たな魅力を届けていきたい」と話した。
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