ドンキ「999円」、イオン「1000円」のジーンズ、やっぱり売れた? 格安アパレルの戦略(5/5 ページ)
ドンキやイオンで、1000円前後の「格安アパレル」が売れている。999円ジーンズや1100円デニムに続き、10月からはフリースも登場。薄利になりやすい低価格商品に、なぜ両社は力を入れるのか。
「1100円フリース」にも期待
イオンでは、デニムパンツに続くトップバリュの格安アパレルとして、10月1日に「マイクロフリース フルジップジャケット/カーディガン」(各1100円)を数量限定で発売(エリアによって発売日が異なる)。
小田嶋氏は、「『生地』『着心地』『サステナブル』の3つにこだわった。フルジップジャケットのほか、使い勝手のいいカーディガンもラインアップした」と説明した。
本製品は、細い糸を使用したやわらかいマイクロフリースに特殊加工を施し、ボリュームのあるふわふわとした肌触りにした。素材は100%リサイクルポリエステルを使用し、環境にも配慮。また、デジタルクロージングと呼ばれる技術を活用して、「動きやすさ」と「きれいなシルエット」を両立している。
「1000円デニムパンツは、30〜40代のご家族連れや50〜60代の方に高い支持をいただきました。この秋冬は、フリースを積極的に売っていきます。格安アパレルの今後の計画は未定ですが、販売状況を見ながら検討していきます」(イオンリテール 小田嶋氏)
両社とも、最大の課題は「圧倒的な低価格を維持すること」だという。大竹氏は「為替の変動や物流費の高騰などコストが上昇する中、お客さまが求める価格で売り続けられるのか、懸念がある」と回答。小田嶋氏は「衣替えなどお客さまの購買意欲が上がるタイミングに合わせ、ニーズのある商品をいかに計画的に生産できるかが重要だ」と答えた。
著者プロフィール:小林香織
1981年生まれ。エンタメ業界で約10年の勤務後、2016年にフリーライターへ転身。主に「経済(消費トレンド等)」「国内外のイノベーション」「社会課題」を扱う。一般社団法人 日本デジタルライターズ協会会員。海外文化にも興味が強く、東南アジアへの短期移住や2020年から約2年間の北欧移住(デンマーク・フィンランド)を経験。2022年3月からは東京拠点。現在の担当媒体は、「ITmedia ビジネスオンライン」「文春オンライン」「ビジネス+IT」「東洋経済オンライン」など。
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