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「まず、その業務なくせない?」 野村不動産HDが経理DXで「年間9000時間」を生み出した“引き算”の考え方(3/3 ページ)
DXやAI活用自体が目的となり、具体的な成果になかなか結び付かない企業は少なくない。野村不動産ホールディングスの経理DXを取材すると、DXを進める前の「一呼吸」に、成功の要因があることが見えてきた。
AI時代の経理に必要なのは専門知識と「見極める力」
AI活用が進む中で「経理の専門知識は必要だ」と仲氏は考えている。「AIが出した答えをそのまま受け入れるのではなく、それが正しいのかを判断できなければならない」(仲氏)。同時に、これからの経理人材には、AIやシステムをどこに当てはめれば効果が出るのかを見極める力も求められるという。
加えて、仲氏は「チャレンジ精神も求められる」と話す。現在はExcelで処理する仕事でも、AIに任せる習慣をつけておく。AIの進化に合わせて、自分自身も使い方を学び続ける必要があるとの考えからだ。
DXやAI活用そのものを目的とせず、適用領域を見定め、人が担う仕事を変えていく。その積み重ねが、経理部門のDXを次の段階へ進めようとしている。野村不動産HDの事例は、次世代の経理部門の在り方を示すモデルケースといえるだろう。
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