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年間1500億円の利用費に悲鳴? MicrosoftとMetaがClaude利用を「急激に減らした」ワケ(3/3 ページ)

米Microsoftと米Metaが、米AnthropicのAI「Claude」の社内利用を大幅に縮小させている。Microsoftは年間10億ドル超に達する勢いだった社内利用費を3割以上(3分の1超)を削減し、OpenAI製モデルへの誘導を強化。Metaも利用者が約3万人に半減し自社製ツールへの移行を進める。背景にあるのは高騰するAI利用料の抑制と自社製モデルの育成だ。IT大手のコスト防衛と自前化の最前線に迫る。

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顧客には売る「二重構造」の真意

 ただし、MicrosoftがAnthropicとの取引全体を大幅に減らしているわけではない。

 Microsoftは自社社員によるClaudeの利用を抑える一方、法人顧客向けの「Copilot」などでは、引き続き外部モデルの選択肢としてClaudeを提供している。こうした顧客向けサービスに伴うAnthropicへの支払いは、年間20億ドル以上に達するペースだという。

 顧客向けの支出は増加しており、社内利用費の削減分をほぼ相殺している。このため、MicrosoftからAnthropicへの支払い総額は、2026年前半のピークに近い水準で推移している。

 The Informationは、AnthropicのAI製品の利用料金が高額になっていることから、他の一般企業の間でも、より安価な競合モデルやオープンモデルへの切り替えを検討する動きが広がっていると伝えている。

本記事は、エクサウィザーズが運営するAI新聞内の記事「Microsoft、Claudeの社内利用費を3分の1超削減へ Metaも利用者が半減」(2026年10月18日掲載)を、ITmedia ビジネスオンライン編集部で一部編集の上、転載したものです。

著者プロフィール

湯川鶴章

AIスタートアップのエクサウィザーズ AI新聞編集長。米カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校経済学部卒業。サンフランシスコの地元紙記者を経て、時事通信社米国法人に入社。シリコンバレーの黎明期から米国のハイテク産業を中心に取材を続ける。通算20年間の米国生活を終え2000年5月に帰国。時事通信編集委員を経て2010年独立。17年12月から現職。主な著書に『人工知能、ロボット、人の心。』(15年)、『次世代マーケティングプラットフォーム』(07年)、『ネットは新聞を殺すのか』(03年)などがある。


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