上質な日常を手に入れる――六本木の新ランドマーク「東京ミッドタウン」ガイド：＋D Style News（1/2 ページ）

[塙恵子，ITmedia]

　3月30日にグランドオープンする東京ミッドタウンは、旧防衛庁跡地の広大なスペースを利用した複合施設。その施設内は、オフィス、商業施設、賃貸住宅、ホテル、デザイン関連施設、メディカルセンター、ホール＆カンファレンスで構成されており、六本木の新たなランドマークとしても注目されている。

　グランドオープンに先駆けて行われたプレス内覧会では、ホテルや住宅を除く商業施設と、アートデザイン施設などが披露された。商業施設は130店舗。ファッション、インテリア＆デザイン、フード＆カフェ、レストラン＆バー、そしてサービスの5つのカテゴリーに分けられる。展開している業態は実に幅広く、ファッションブランド、インテリア小物のショップ以外にもグルーミングサロンなどビューティ・ヘルスケア分野の店舗も数多く立ち並ぶ。

　商業施設のテーマは「都心の上質な日常」。日常生活の中に上質な物を取り入れ、快適な生活を送る都心型ライフスタイルをトータルにサポートするというものである。女性向けのショップばかりのイメージだったが、実際に入ってみると男性が楽しめるショップも多いことに気付く。その中でも特に目立っていたショップをご案内していこう。

とらや（和菓子）ガレリアB1F

　一際目立つ大きな暖簾は、老舗和菓子店「とらや」の入り口。とらや東京ミッドタウン店は、和菓子の販売、喫茶「虎屋菓寮」のほか、オリジナルデザインの漆器、ガラス器、お茶、風呂敷などの販売される。和菓子に限らない和の価値発信を目指すという。

　店の中ではギャラリーを併設。第1回は「ようかん『夜の梅』」展で、夜の梅というようかんのために作られた器が展示されている。甘い物が苦手な男性も、和菓子に親しめる空間だ。

E.MARINELLA NAPOLI（ネクタイ／カフス）ガレリア1F

　E.MARINELLA NAPOLIは、1914年創業のイタリアを代表するネクタイブランドの日本初直営ショップ。1994年にナポリで開催されたG7会議では、出席した各国首脳へ同ブランドのタイ6本入りが贈られたという。

　ショップ内外装は、ナポリ本店のクラシック感と、22世紀に向けた斬新さの融合をイメージしデザインされている。棚にずらりと並んだネクタイは圧巻だ。

　またネクタイのみならず時計や傘、ベルト、フレグランスなどの商品も扱っており、東京ミッドタウンでのオープンを記念して、東京限定のフレグランスや腕時計が用意されているとのこと。

Equation du Temps（腕時計）ガレリア1F

　スウォッチグループが送り出すのは、日本初となる同社のコンセプトブティック。ブティック名にあるEquationは「近時差表示」という複雑機械機能を、Tempsは「時」を意味する。

　高級感漂う店内には、プレゲ、ブランパン、ジャケ・ドロー、レオン・アト、オメガというスイスの5大機械式時計ブランドが一堂に会している。これらの名だたるブランドが集まるブティックは非常に貴重。希少価値の高い商品が常時手に入る、時計好きは必見のショップといえる。

ACANTA（シガー）ガレリア1F

　ACANTAは、日本でも気軽にシガーを楽しんでほしいという思いで誕生したシガーショップ。「ダビドフ」を中心に30ブランド、120種類のシガーと、ライター、カッター灰皿といったシガーアクセサリーのほか、メンズ小物等を販売する。

　120種類もある中からお気に入りを探すのはなかなか難しいところだが、店内にいるライフスタイル・アドバイザーが丁寧に商品を提案してくれるので安心だ。

　なお、東京ミッドタウン店では、「ジノプラチナム セプター」シリーズの新商品「パッジ」が先行発売となる。パッジはフルサイズの約半分の長さのため、ランチタイムなど時間のない場合でも、シガーを楽しみたいという人にオススメ。