上質な日常を手に入れる――六本木の新ランドマーク「東京ミッドタウン」ガイド+D Style News(2/2 ページ)

» 2007年03月27日 12時00分 公開
[塙恵子,ITmedia]
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IDEE SHOP/IDEE CAFE PARC(インテリア/カフェ)ガレリア3F

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 3店舗目となるショップを東京ミッドタウンにオープンするIDEE。六本木という都市空間の中で生活がより楽しくなる要素を盛り込んだという。

 ミッドタウン店は、ギフトとしても喜ばれるアームチェアの限定品を用意。通常無地のみの展開だが、緑地をイメージさせるグリーンの上質なファブリックを使用している。

photophotophoto 東京ミッドタウン限定アームチェア。価格は8万9250円。うさぎのぬいぐるみも限定品で4725円(写真=左)。ソファなど大型の家具も置いている(写真=中央)。カフェではテイクアウトカップでドリンクを提供(写真=右)

 天井の高い店内には、他店舗にはない大型家具を展示。またバリなどパシフィック(環太平洋)地域の家具も並ぶ。アート色の強い地域だけにデザイン性の高い商品を厳選し置いているとのことだ。

 なお併設されているカフェでも新たな試みを行っている。ドリンク類をテイクアウトカップで300円程度という値頃感に設定にしているのは、飲みながら気軽に店内を歩けるようにというIDEEの心遣い。メニューも幅広くアルコール類も置いている。

ファーバーカステル(ステーショナリー)ガレリア3F

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 ドイツの画材・筆記具メーカー「ファーバーカステル」は3階に店を構える。日本初のフラグシップショップで、色鮮やかな色鉛筆を始めとして、万年筆などの高級筆記具を販売している。特に筆記具シリーズ「ファーバーカステル伯爵コレクション」は人気のライン。すべてファーバーカステル伯爵がデザインしたものだ。中でもキラリと光っていたのは、シルバーコーティングエンドキャップ付きのペンシル。木箱に入った12本入りのこのセットは、ミッドタウン限定品で、価格も伯爵級の1万4700円。

 内覧当日は、ファーバーカステル・グループ社長でもあるアントン・ヴォルフガング・フォン・ファーバーカステル伯爵が来日。同メーカーを提供する日本シイベルヘグナーの首脳陣とともにテープカットを行った。

photophoto シルバーコーティングエンドキャップ付きのペンシル12本入り。価格1万4700円(写真=左)テープカットの様子。左からDKSHグループ CEOドクター ヨルグ ヴォレ氏、ファーバーカステル8代目当主アントン・ヴォルフガング・フォン・ファーバーカステル伯爵、日本シイベルヘグナー代表取締役社長ヴォルフガング・シャンツェンバッハ氏(写真=右)

THE COVER NIPPON(ライフスタイル)ガレリア3F

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 THE COVER NIPPONは、株式会社とNPO法人の2つの組織から成り立つ「メイド・イン・プロジェクト」が運営している。日本のモノづくりの継承と発展のために2005年に設立され、株式会社が販売を、NPO法人が地域文化の活性化を担うというユニークなスタイルの事業だ。

photophoto お店ではお気に入りの布を窓にかける、まとめるというウィンドウトリートメントを提案。高価なカーテン1セットを買うよりも安くすむんだとか(写真=左)。4月30日まで三河の特産物を展示・販売(写真=右)

 THE COVER NIPPONで扱う製品は、すべて日本製。素材やデザインにこだわり抜き、新しいライフスタイルを提案する。また全国各地で展開している産地プロジェクトで開発された製品の販売も行っている。3月30日〜4月30日までは愛知県・三河地域の代表的な特産物を紹介している。

Fuji Xerox Art Space(ギャラリー)ガレリア3F

 富士ゼロックスの版画コレクション常設展示スペース。主に20世紀の版画作品を揃え、企画展も開催している。

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 3月30日〜5月13日までの出品作品は、ジャスパー・ジョーンズ「0-9」、ブライス・マーデン「レックスロスへ捧げるエッチング」、ブリンスキー・パレルモ「4つの原型」、ロバート・ラウシェンバーグ「Opal Gospel」、リチャード・セラ「ロブソン」、アンディ・ウォーホル「花」など。


 今回紹介した施設はほんの一部。これまでの複合施設よりも、企業の新業態であったり、“日本初出店”とうたうショップが多く見られたのが印象的だった。話題のサントリー美術館や、21_21 DESIGN SIGHTといったアート・デザインの施設も充実。東京ミッドタウンツアーと題した、施設の見どころ案内してくれるサービス(有料・要予約)もある。施設内で、退屈することなく1日過ごすことができるだろう。

 東京ミッドタウンは、いよいよ3月30日にグランドオープンとなる。東京の新名所、一度足を運んでみてはいかがだろうか。

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