無重力のような心地よさ――。航空会社 ブリティッシュ・エアウェイズがビジネスクラス「クラブ・ワールド」に導入した新型シートを実際に座って、その心地よさを体感できるイベントが東京・丸ビルで開催されている。
この新シートは9月から導入されたもので、同社とNASAが共同で開発した「Zポジション」を備えている。これは無重力状態で人間の体が自然にとる姿勢=最もリラックスした姿勢をシート上で再現するもので、睡眠はもちろん、映画や読書などの時間も快適に過ごすことが可能だ。Zポジション時のシート長は201センチ。
もちろんフルフラットにも可動。一般の姿勢からZポジション、フルフラットへの変更はボタンひとつで行える。足元には可動式のフットレストも用意されているほか、シート幅も従来比25%アップの64センチに拡大されており、大柄な男性でもゆったりとした空の旅を楽しめるように工夫されている。
「スペースが広くなってゆとりが生まれていることはもちろんですが、シート角度やオンデマンドTVの搭載、利用者の方が自由に飲み物やスナックを手にできる「クラブ・キッチン」の充実など、“自身でコントロールできる範囲”が広いこともクラブ・ワールドの特徴です」(同社)
新型シートを備えた同社のボーイング747は成田・ロンドン間を1日2便運行されており、機内構成にもよるが1便で最大で70席の新型シートが搭載される。シートの体験イベントは11月30日までで、時間は11時から20時。会場では同社スタッフが来場者を応対してくれる。また、アンケートに答えると、毎日先着800人に同社オリジナルのエコバッグがもれなくプレゼントされる。
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